プロの私の鍼灸医学

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プロの私の鍼灸医学

毎日の生活に役立つ鍼灸医学の紹介

出血が何故起こる? その原因 予防法 改善法 食事法 を解説します

はじめに

 人間の血管の長さは全身で10万km(地球2周半)あると言われています。皮膚と粘膜の直下や、大事な臓腑内部の血管は細い毛細血管になっています。

 

 太い血管は単に血液を輸送する管として働いるのだけなのに対し、毛細血管は、物質の合成と輸送、体温と血圧の調節など、人間が生きる為に必要な様々な働きをしています。

 

 毛細血管から出血する病気が色々あります。かなりの出血があっても、まず命に別条のない\鼻血の様なものから、少量でも命に関わる危険な脳内出血まで色々有ります。

 

 目にみえないわずかな出血であっても、原因の無い出血は有りません。不健康な状態になっているから出血するのです。そのまま放っておくと、先々、何らかの病気に発展する可能性が有ります。

 

 出血の原因が分かり、適切な対応をとれば、将来起こりうる病気のにつなげることが出来ます。

 

 易の陰陽論と鍼灸医学を融合させた【私の鍼灸医学】で、様々な毛細血管の出血の原因、予防法、改善法、食事法について解説します。

 

動脈硬化や高血圧が毛細血管が切れる真の原因では無い 

 

 西洋医学では動脈硬化などで毛細血管の壁が弱って、血圧に耐えられなくなると、切れて出血するものと考えられています。しかし、本当にそうなのでしょうか?

 

 子供はチョコレートなどを食べ過ぎた時、時々鼻血を出すことが有ります。子供は、まだ動脈硬化を起こしたり高血圧になったりはしていません。

 

 西洋医学の考えでは、子供の鼻血を始め、もろもろの毛細血管からの出血の原因を上手く明出来ないのです。

 

 確かに、動脈硬化や高血圧があれば血管は切れ易くなります。しかし、これが毛細血管が切れる真の原因ではないのです。体にある条件が整えば血管が切れ、出血し易くなるのです。

     

鍼灸医学で言う膵臓の統血作用と出血とは

 

膵臓が弱っている時に血液が過熱すると毛細血管が切れて出血する

 

 鍼灸医学では、「膵臓の統血作用」と言い、膵臓の力で血液が血管の外に漏れないようにしているとします。つまり、膵臓が弱ると血管壁が弱って切れ易くなるのです。

 

 血管が弱っているところに何らかの原因で過熱した血液が流れてきて充満し、制御出来なくなって血管が切れ、出血するのです。糖尿病からくる眼底出血がその典型的な例です。この様な考えは西洋医学には全く有りません。

 

出血は膵臓の弱りのほか多くの場合、他の内臓にも弱りがあり、血液が過している。

 

 出血は多くの場合、膵臓以外の内臓にも弱りがあり、その内臓の過剰な活動熱が血液を過熱させてます。

 

過熱した血液を膵臓が制御出来なくな出血す

 

 膵臓統血出来なくなり、血管が切れて、出血するのです。

   

 

出血放熱の最後の手段、炎症を予防する効果もある。

 

 出血は放熱手段としては一番効果的です。炎症を予防する為、止むをえず、奥の手を使うと言っても良いでしょう。出血させて熱を抜き、炎症を予防する効果もあるのです。

 

 しかし、出血した血液が鼻血の様に、体外に、容易に流れ出てくれる場合はまだ良いと言えるでしょう。脳内出血の様に、出血した血液を簡単に体外に排出できないとなると重い病気に発展してしまいます。

 

出血する人はま食生活を改善する必要がある。

 

 体のどこの毛細血管であれ、切れて出血するのであれば、まず、膵臓が弱っているとみなければなりません。

 

 膵臓インシュリンを分泌し血糖をコントロールする他、でんぷん、脂肪、タンパク質の三大栄養素全ての消化に関わっています。従って、三大栄養素の過剰摂取に注意し、間食夜食を摂る習慣なども改善する必要があります。

  

 以下、様々な出血について解説します。

 

 多くの場合、膵臓以外の内臓にも弱りがあり、過剰な活動熱が発生し、が過熱していることが原因に加わっています。

 

眼底出血

 

 糖尿病になり高血糖状態が長く続くと、網膜の毛細血管が切れて眼底出血を起こし失明する危険があります。眼底は膵臓が養っています。膵臓が弱って過熱し、熱を持った血液が眼底の網膜の毛細血管に流入し、過熱、うっ血する為です。

 

眼の白目の内出血(充血ではない)

 

 眼の白目の毛細血管が切れて内出血し、真っ赤になる事があります。白目は肺が養なっています。肺が弱って過熱しているのです。過熱した血液が白目の毛細血管に流入し、過熱、うっ血するのです。

 

 肺は、辛い味を欲しがります。辛い味を摂り過ぎると肺が弱り過熱します。

 

 肉類脂肪を過剰摂取すると肝臓が弱り過熱します。過熱した血液が白目の毛細血管に流入し、過熱、うっ血します。

                          

鼻血

 

 胃の熱が顔面、頭部に上ってきています。胃の熱は脳の前頭葉に入り込みます。脳の直下の鼻で血を出して胃の熱を抜き、前頭葉を胃の熱から守ろうとするのです。

 

 胃の熱はうつ病、躁病、その他の精神疾患の原因の一つになっています。過食すると胃が弱って過熱します。注意がいります。  

 

・歯茎の出血

 

 上の歯茎には胃の熱が、下の歯茎には大腸の熱が上ってきます。脳を守る為に歯茎で熱を抜くのです。

 

 胃と大腸が弱って過熱しています。その熱が歯茎に入り過熱、うっ血するのです。肉類、脂肪の過剰摂取や過食に注意しなければなりません。

 

・吐血

 

 口からの出血で量が少なく暗褐色のものは、胃潰瘍や、十二指腸潰瘍からの出血です。胃や、十二指腸が過熱、うっ血しているのです。肉類、脂肪の過剰摂取やストレスに注意が要ります。

 

 大量出血の場合は、肝硬変慢性肝炎からくる食道や胃の静脈瘤破裂によるもので緊急に治療を要する状態です。肝臓が弱って硬化しているのが原因です。肉類、脂肪、アルコールの過剰摂取に注意しなければなりません。

 

・喀血

 

 咳と共に血液が吐き出されることを喀血と言います。喉、気管、気管支、肺などが過熱、うっ血しているのです。長く続く場合は肺がんの心配も有ります。

 

 肺の病気には腎臓が深く関わっています。腎臓が弱ると肺が過熱、うっ血します。肺がん、肺炎で亡くなる人が急増しています。辛い味、塩分、肉類、タンパク質の過剰摂取に注意しなければなりません。

   

尿に出血

 

 尿路結石が毛細血管を傷づけ出血する場合を除き、腎臓から尿道までの尿路のどこかが過熱、うっ血しているのです。腎臓の働きが落ちると尿路が過熱、うっ血します。腎臓や膀胱に、がんがある場合がありますので注意が要ります。塩分、肉類、タンパク質、の過剰摂取や過労に注意が要ります。

 

血便

 

 便に真っ赤な出血があるものを血便と言います。多くの場合、からの出血です。この場合は排便時に痛みを伴います。肛門が過熱、うっ血しています。

 

 肺の働きが落ちると大腸が過熱、うっ血します。辛い味肉類の過剰摂取に注意が要ります。

 

 肉眼で出血が確認でき、排便時に痛みを伴わない場合は、肛門近くにがんがある可能性が有ります。

 

 便潜血検査で陽性となった場合は胃、十二指腸、大腸の潰瘍がんの可能性が有ります。どこかに,過熱、うっ血しているところがあるのです。どちらも、内視鏡検査を受ける必要があるでしょう。

 

◆下血 

 

 黒いタール状の出血があるものを下血と言います。肛門から遠い消化管のどこかが過熱、うっ血しているのです。胃、十二指腸、大腸などに潰瘍がんがあるのです。

 

 膵臓の働きが落ちると胃が、又、心臓の働きが落ちると十二指腸が、夫々、過熱、うっ血します。肉類,脂肪の過剰摂取や過食しないという注意が要ります。

 

◆不正出血

 

 子宮が過熱、うっ血して血管が切れ、出血するのです。肝臓、腎臓の働きが落ちると子宮や膣が過熱、うっ血します。

 

 脂肪を消化する為には、胆汁を必要とします。脂肪を過剰摂取すると、胆汁を作るのに肝臓に大きな負担がかかり、過熱、うっ血し、子宮や膣の病気の原因になります。

 

 炎症、 ポリープ、筋腫などの他、子宮頸がん,子宮体癌の可能性も有りますから注意が要ります。

 

脳出血クモ膜下出血

 

 脳は腎臓が養っています。腎臓の働きが落ちると、脳が過熱、うっ血します。

 

 ぶつけた訳でもないのに、年齢と共に、手の甲や腕の外側に、自然に内出血することがあります。こうなると脳の血管も切れ易くなってきたと思わなければなりません。

 

 血圧が高くなくても血管は切れ、出血します。塩分、肉類、脂肪などの過剰摂取や過食しないという注意が要ります。

 

(突発性血小板減少性)紫斑病

 

 血小板の数が極端に減少し全身の毛細血管から出血する病気です。出血が止まらなくなりすから、緊急に治療を要する病気です。

 

 血小板のもとになる骨髄中の巨核球を増やすトロンボポエチンは肝臓合成されています。肝臓が弱って過熱、うっ血し、トロンボポエチンを合成する力が落ちているのです。

 

 西洋医学の治療では、ピロリ菌の除菌、ステロイド剤、血小板増殖刺激因子剤などの投薬や、脾臓摘出手術などが行われます。しかし、根本的に治る訳ではありません。

 

 肝臓、腎臓の働きを良くする体質改善を図ることで、血小板の数を増やしていく事が可能です。食事は特に大事です。肉類,脂肪の過剰摂取や過食しないという注意が要ります。