大腸ポリープを切除すると肺がんが増えますよ!そのメカニズムを解説します
◆はじめに
大腸がんは罹患数で第一位、死亡数で第二位、肺がんは罹患数で第二位、死亡数で第一位になりました。どちらのがんも、近年急増しています。
2016年10月26日<KHKためしてガッテン 大腸がんにならないぞSP>で、大腸がんの多くを占める腺腫性ポリープを、がん化する前に早期発見、切除する事で、大腸がんを予防する事が可能であるとの番組が放映されました。
大腸がんだけに関していえば、確かにそのとうりでしょう。しかし、残念ながら、大腸ポリープと肺がんの間には、大腸のポリープを切除すればする程、肺がんが増加してしまうと言う、困った関係があるのです。
現在、罹患数、死亡数共に増加率では肺がんが大腸がんを上回っています。罹患数では両者はほぼ並んでいますから、数年内に肺がんが罹患数でも第一位になるものと予想されます。
肺がんは検査も治療も簡単でなく、生存率の低い難しいがんです。それだけに門題は深刻であると言えます。
大腸ポリープを早期発見、切除すると肺がんが増加してしまうというメカニズムについて、易と鍼灸医学を融合させた【私の鍼灸医学】で解説します。
◆陰陽論とは
陰陽論とは、易の基本思想の一つで、人間の様々な生理、病理を理解する上で大変有用です。
全ての物に正反対の性質を持った陰と陽があります。
陰と陽は互いに引き合い、調和しようとします。一方で、
陰と陰、陽と陽は互いに反発しあい調和しようとしません。
磁石のS極とǸ極をイメージすると分かり易いです。同じ極は反発しあい、異なる極は
引き合うのと一緒です。
◆内臓にも陰陽がある。
肺と大腸は陰陽の対を成して互いに密接に協力しながら働いています。肺は陰性、大腸は陽性です。肺は特に陰性の強い臓器です。
◆血液の汚れががんの原料になる
血液の汚れが生命を維持できないレベルに達した時、浄血装置、延命装置としてがんが出来ます。
<乳がん、若いあなたが、なぜ、原因、予防法、食事法>などを参照して頂くと分かり易いです。
◆血液の汚れにも陰陽が有る
血液の汚れにも陰陽が有ります。陰性の飲食物の過剰摂取が陰性の汚れとなり、陽性の食物の過剰摂取が陽性の汚れになります。
陰性の飲食物、陽性の食物については、以下のブログを参照願います。
◆がんにも陰陽が有る
大腸がんには腺腫性ポリープががん化するものと、直接粘膜から発生するものと二種類あります。
ポリープからがん化するがんは陽性です。突出した形のものは陽毒や熱を放出するのに効率が良いのです。
直接粘膜から発生するがんは陰性です。大腸は陽性ですから陰性の毒素と親和性が有ります。従って、
陰性の毒素に対してはポリープを作る必要が無いのです。
◆大腸のポリープは肉類の過剰摂取により発生する陽毒と熱から大腸を守るために出来る。
肉類は大腸の中で腐敗し陽毒と熱を発生します。大腸壁に蓄積した陽毒と熱を便の中に放出して大腸を病気から守るためにポリープを作るのです。
◆ポリープで放出しきれない陽毒と熱は血液に流入し全身を巡り陰性の強い肺に多く集まる。
肉類の過剰摂取により発生した陽毒と熱は、腺腫性ポリープの大腸がんと肺がんの、両方の原因になっているのです。
◆大腸のポリープを切除すると、ポリープから放出できなくなった陽毒と熱が血液と経絡を通して肺に集まり、より肺がんに成り易くなる。
◆血液の汚れが生命を維持できないレベルに達した時、浄血装置、延命装置としてがんが出来る
まとめ
◆肉類の過剰摂取により発生する陽毒と熱が腺腫性ポリープの大腸がんと肺がんの両方の原因となっている。
陽毒と熱を便の中に放出し、大腸を守る為ポリープを作ります。一方、ポリープで放出しきれなかった陽毒と熱は血液と経絡を通して陰性の強い肺に集まり、がんの原因になる。
◆ポリープを切除する事によって、便の中に放出できなくなった陽毒と熱は血液と経絡を通じて肺に集まり、より肺がんになり易くなる。
◆血液の汚れが生命を維持できないレベルに達した時、浄血装置、延命装置としてのがんができる。
◆早期発見、切除する人が増加する事によって、残念ながら、検査と治療の難しい肺がんが益々増加してしまう。
ǸHKテレビ放送の影響は大きいと思われます。今後、ポリープを早期発見、切除する人
が増加し、数年内に肺がんが 罹患数でも死亡数でも第一位になることでしょう。