大変怖いスキルス胃がん その原因 予防法 食事法を解説します
はじめに
スキルスというのは硬いという意味で、スキルス胃がんとは<硬い胃がん>という意味です。
全胃がん中、約10%がスキルス胃がんと言われています。2015年推計の胃がん罹患数は133,500人ですから、スキルス胃がん罹患数は計算上13,350人ということになります。
30代~50代の女性に多く、5年生存率が10~20%という低さで、胃がん中、最も悪性として知られています。
粘膜面にはあまり変化を起こさず、胃壁内を広く、速く浸潤する為、発見が難しく、約60%の人が発見された時点で、既に転移していて手術も出来ない末期状態になってしまっていると言われています。
スキルスがんには、他のがんに無い、いくつかの特徴が有ります。その特徴がスキルス胃がんの原因を知る手掛かりになります。
易と鍼灸医学を融合させた【私の鍼灸医学】でスキルス胃がんの原因を解説します。予防法、食事法が分かります。
◆ 陰陽論とは
陰陽論とは易の基本思想の一つで、人間の様々な生理、病理を理解する上で大変有用です。
全ての物に正反対の性質を持った陰と陽が有ります。陰と 陽は互いに引き合い調和しようとします。一方、陰と陰、陽と陽は互いに反発しあい、調和しようとしません。
磁石のS極とǸ極をイメージすると分かり 易いです。同じ極は引き合い、異なる極は引き合うのと一緒です。
◆スキルス胃がんの特徴
・普通の胃がんは粘膜から出来始めるのに、スキルス胃がんは、粘膜面にあまり変化を起こさないまま胃壁の中を広く浸潤していく。(初期の出血も無く、内視鏡検査での早期発見も難しい)
・浸潤するのが速く、発見された時点で約60%の人は、がんが胃の外壁を突き破り、腹膜転移や 広範なリンパ節転移を伴っている。
・線維化が起こり胃壁が革袋の様に厚く硬くなる。
・30~40代の女性に多い
◆胃粘膜は極陰性、胃壁は極陽性
飲食物が胃に入ると胃粘膜で胃液を合成、分泌します。
胃液はペーハー2 の強酸性です。梅干しとほぼ同程度です。
強酸は極陰性です。極陰性の胃液を分泌する胃粘膜は極陰性です。
極陰性の胃液と調和する胃壁は極陽性です。
◆がんにも陰陽がある
がんにも陰陽があります。
陰性のがんは主に陰性、極陰性の飲食物の過剰摂取により、胃内で発生する陰毒が血液を汚すことが原因で出来ます。
陽性のがんは主に、極陽性である肉類の過剰摂取により、大腸内で発生する陽毒が血液を汚すことが原因で出来ます。
◆血液の汚れが生命を維持できないレベルに達した時、浄血装置、延命装置としてのがんが出来る。
がん自身の遺伝情報システムを作り、血液中の汚れをがんに封じ込め、延命を図ろうとするのです。
◆スキルス胃がんは極陰性
極陽性の胃壁と親和性のあるスキルス胃がんは極陰性です。
極陰性のスキルス胃がんは極陰性の粘膜とは極陰性同志で調和しようとしません。
よって 、スキルス胃がんは粘膜には出来ないのです。
胃内の陰毒が薄い胃粘膜を透過して胃壁に侵入する事によりスキルス胃がんが出来るのです。
◆浸潤するのが速く、腹膜転移、リンパ節転移し易いのは極陰性の特徴。
スポンジに水がしみ込むように拡散していくのは極陰性の特徴です。
◆胃壁が革袋の様に厚く硬くなるのは極陽性の特徴
胃壁は極陽性です。収縮,硬化するのは極陽性の特徴です
◆30~40代の女性に多いのは乳がんに酷似
若い女性に多いという点は、乳がんに酷似しています。
どちらのがんも陰性、極陰性の飲食物の過剰摂取が共通の原因となっているからです。
<乳がん 若いあなたが なぜ 原因、予防法、食事法>を参照して頂くと分かり易いです。
まとめ
◆極陽性の胃壁に出来るスキルス胃がんは極陰性のがん、
◆スキルス胃がんが粘膜に出来ないのは、粘膜も極陰性(強酸を分泌)で互いに親和性が無いから
◆浸潤するのが速く、転移し易いのは極陰性の特徴
◆30~40代の女性にスキルス胃がんが多いのは 、陰性の乳がんの場合と同じく陰性、
極陰性の飲食物の過剰摂取により胃で発生する陰毒が原因
若い女性の食生活がすっかり欧米化してしまいました。
間食として摂る洋菓子、菓子パンなどからも大量の脂肪が体内に入ってきています。
脂肪の 摂り過ぎが色々な重い病気の原因になっているのです。
この事を強く認識しなければなりません。
陰性、極陰性の飲食物については<乳がん 、若いあなたが、なぜ、原因、予防法、食事法>を参照して下さい。