プロの私の鍼灸医学

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毎日の生活に役立つ鍼灸医学の紹介

<吐き気と吐く> 原因は肝臓ですよ 易の五行論と鍼灸医学で解説します

はじめに

 <吐き気を催したり吐く事がある病院で胃腸、内耳、脳などを検査して も特に異常は見つからず、胃腸薬などを飲んでいるのだが、一向に良くなら ない>と言って困っている人がいます。

 

<吐き気や吐く>のを繰り返していると、だんだん心配になってきます。この様な状態に西洋医学は上手く対応出来ません。原因が分からないので 、治療法も無いのです。

 

 易の五行論と鍼灸医学を融合させた【私の鍼灸医学】で<吐き気と吐く>のは肝臓に原があることを解説します。予防法、食事法も分かります。

 

五行論とは(ごく簡単な解説に留めます)

 

 易の基本思想ので、全ての物が<木、火、土、金、水>の五つの要素 により成り立ち、それぞれの要素が互いに相生、相克という影響を与えるとする考えです。  

 

・相手の要素を補い強める影響を与えるものを相生と言い

 を生じ、を生じ、土を生じ、を生じ、水ずるとします.

 

・ 相手の要素を抑え弱める影響を与えるものを相克と言いに勝ち、火に勝ち、に勝ち、に勝ち、に勝つとします。

 

五臓、五腑が下記の如く五行に配当されます。   

  

肝,胆は     木 

心、小腸は    火 

膵(すい)、胃は 土 

肺、大腸は    金 

腎、膀胱は    

     

<吐き気と吐く>のは肝臓を守る為、肝木が胃土に木克土を発動する

 

胃で消化された飲食物は小腸に送られ消化、吸収されます。

消化吸収され た飲食物は門脈という静脈を通して肝臓に送られ、肝臓の仕事(物質の分解と合成)が始まりす。

 

 何らから原因で肝臓が弱っていて仕事が出来ないと判断した場合、肝臓は木克土を発動、仕事を休んで自分自身を守ろうとするのです。

 

胃は肝臓 には勝てません。肝臓の言うことを聞かざるを得ないのです。これが五行論の木克土なのです。

 

 胃の中にまだ飲食物が無ければ吐き気を催して食事を拒否します。 胃のの中に既に飲食物があれば、吐かせることによって、飲食物が小腸に送られて来ないようにするのです。

 

 まとめ

 

<吐き気と吐く>のは肝臓の弱りが原因

 

<吐き気と吐く>のは肝臓が胃に対して、五行論の木克土を発動している状態。

弱った肝臓が仕事を休んで自分自身を守る為胃に命じて飲食物が小腸 に送られてこないようにしている。

 

予防法、食事法の注意は下記の如くです

 

肉類の過剰摂取 

脂肪(食事、洋菓子、菓子パン、スナック菓子、ナッツ類など)の過剰摂取

過労、ストレス 

・睡眠不足