人はなぜ「がん」にかかるのか (がんは血液の浄化装置、延命装置)
◆がんは最も不幸せな死
人間、最後は必ず死にます。幸せな死、不幸な死、様々な死があります。「いわゆるぴんぴんころり」これが幸せな死の典型でしょう。これ以外は全て不幸な死と言えます。
がん死は幸せな死の対極に位置します。遺伝情報システム崩壊型の自滅死と呼ぶと大変理解し易い死です。がんが何故出来るのか、体の中でどの様な役割を果たしているのか、易と鍼灸医学を融合させた【私の鍼灸医学】で解説します。
◆がんは血液の浄化装置(フィルター、延命装置)
人間は血液を全身に循環させることによって生きています。あたりまえの話ですが、健康な人は血液がきれいです。不健康な人は血液が汚れています。より不健康な人は、より血液が汚れているのです。
◆がんは生きのびるための最後の奥の手
血液の汚れが有るレベル以下であれば、自身の遺伝情報システムで細胞分裂を繰り返し、統一性を保った生き物として自立しいく事が可能です。
しかし、血液の汚れが進み、ある危険なレベルに達すると、自身の統一した遺伝情報とシステムを維持できなくなり、生き物として、自立する事が困難になってきます。自滅的に、かつ急速に生命の危機に晒されます。
放っておくと急速に死を迎えてしまいます。それをなんとか免れようと、とりあえず自身の中にがんという別の遺伝情報システムを設置し、血液浄化装置(フィルター)として働かせ、血液の汚れを回収し、封じ込め、延命を図ろうとするのです。それががんの本当の姿なのです。つまり生きるために最後の奥の手を使うのです。
◆なぜ転移が起きるのか
血液の汚れが更に進むと別の場所にもがんを作らざるを得なくなります。それが転移という訳です。がんは血管を新生し、汚れた血液をどんどんがんに送り込んで必死に増殖していきます。汚れが多く発生する場所にがんを作れば、浄化効率が高くなります。従って、がんは、自律的に最適な場所に設定されるはずです。
◆西洋医学と【私の鍼灸医学】との違い
西洋医学によるがんの捉え方と治療法は、私の鍼灸医学と対極にあると言ってよいでしょう。生命の根源を素直に見つめなおし、医療の原点に立ち返らない限り、がんにまつわる不幸は、残念ながら今後も増加の一途を辿るに違いありません。
◆今後の情報発信について
不健康な状態とはどの様な状態なのか、また他にどの様な死があるのかについて、更に考察を進めると、がんはより理解し易くなります。
これらについて、また各種がんについても、機会が有れば別途、解説したいと思っています。