がんが簡単に消滅!<近赤外光線免疫治療法>が、もうじき登場! 未来は明るい??
はじめに
現在、がんの<近赤外光線免疫治療法>が世界の注目を集めています。
米国立がん研究所の小林久隆・主任研究員が開発した、画期的な、がん治療法です。
後述するように、<近赤外光線免疫治療法>は、がんを、転移がんも含めて安価に、しかも、通院だけで、いとも簡単に治すことが可能だというのです。
もし、実現(2~3年後に可能と言われている)すれば、がんで亡くなる人は激減し、医療費も大幅に削減でき、がん医療に、一大変革が起こることになるでしょう。
大いに明る未来がやってきそうに見えます。
しかし、今までさんざん苦しめられてきたがんが、この様に簡単に治ってしまっていいものでしょうか?。一種の違和感を、どうしても感じてしまいます。
世の中、そうそう、うまい話ばかりはありません。うまい話には必ず裏があるものです。それが世の常というものです。
病気を「全くしたことが無い」と言う人は、世の中にまずいないでしょう。
病気は辛いです。しないに越したことはありません。
ところで、病気は、人にとって、決して悪い事ばかりではありません。
病気は、「このままの生き方を続けていくと、<人という種>を守り、維持できなくなりますよ」と言う警告でもあるのです。
病気の苦しみを通じて、自身と周囲の人々に、 それを教え、報らせてくれるという、ある意味、大変有難い存在なのです。
「生き方を見直す良い機会を、病気が与えてくれたのだ」と言うように受け止める必要があるのです。
病気の果たす役割については、以下のブログを参照して頂くと、より分かり易いです。
以下に、<近赤外光線免疫療法>の特徴とメカニズムを簡単に紹介し、 その後、<近赤外光線免疫治療法>で、がんが簡単に治せるようになっても、残念ながら、
「それほど明るい未来にはなりそうも無い」ということを、易と鍼灸医学を融合させた【私の鍼灸医学】で解説します。
何故なら、がんで亡くなることは、何とかまぬがれることが出来たとしても、その代わり、がんよりも治すことがもっと難しい「治しようがない病気」が増加してしまい、辛く、苦しい闘病生活が長く続いた後に最後を迎えるようになると推測されるからです。
◆<近赤外光線免疫治療法>の特徴とメカニズムは下記の如くです。
・がん細胞だけに結合する人体に無害な抗体を用いる。
・人体に無害な、近赤外光線を当てると発熱する物質(ĪR700)を抗体に結合する。
・その抗体を血液中に注射すると、がん細胞だけに抗体が結合する。
・近赤外光線を抗体に照射する。
・ĪR700が発熱し、1~2分でがん細胞が死滅する。
・同じ方法で、がん細胞を守っている制御性T細胞を壊し、免疫細胞が転移がんを攻撃し易くする。
・壊れたがん細胞を食べた免疫細胞から情報をもらったリンパ球が転移がんを攻撃する
・正常細胞に抗体は結合しないので人体に無害。
・全身のがんの80~90%はこの治療法でカバーできる。
・現在、臨床試験中で、早ければ2~3年後には実用化できそう。
・副作用はほとんどど無い。
・費用(医療機器代、治療費)は安価で、日帰り治療も可能。
現在、二人に一人が、がんにかかり、三人に一人が、がんで亡くなっています。
<近赤外光線免疫治療法>が、実現したとすれば、がん医療に、以下のような一大変革が起こることになるでしょう。
経済的、社会的影響の大きさは、図り知れないものが あります。
・現在行われている、がん三大療法(手術療法、化学療法、放射線療法)のほとんどが不要になりそう。
・医療費の大幅な削減が可能。
・製薬会社、医療機器メーカー、病院の収益が大きく減少。
・幾つかのの職種が消滅する可能性も。
免疫チェックポイント阻害薬オプジーボの登場などによるがん治療の高額化も行きつくところに行ってしまいました。
がん医療そのもが、バブル崩壊状態おちいるという可能性も出てきます。
以下、「それほど明るい未来にはなりそうも無い」と言うことについて解説を続けます。
◆陰陽論とは
陰陽論とは易の基本思想の一つで、人間の生理、病理を理解する上で大変有用です。
全ての物に正反対の性質を持った陰と陽が有ります。
陰と陽は互いに引き合い調和しようとします。
一方、陰と陰、陽と陽は互いに反発しあい調和しようとしません。
磁石のS極とǸ極をイメージすると分かり易いです。同じ極は反発しあい、異なる極は
引き合うのと一緒です。
◆がんにも陰陽がある。陰性、陽性の飲食物の過剰摂取により胃と大腸の中で発生する陰毒、陽毒が主な原因
血液の汚れが生命を維持できないレベルに達した時、血液の浄化装置、延命装置としてのがんが出来ます。
飲食物、ストレス、過労、睡眠不足、薬物汚染、化学物質汚染、大気汚染など、様々なものが血液を汚す原因になります。
中でも、飲食物は毎日、大量に体内に取り入れるだけに、質的にも量的にも血液を汚す最大の原因です。
陰性の飲食物の過剰摂取で発生する陰毒が血液を汚すことによって陰性のがんが出来ます。
陰性、極陰性の飲食物を下記します。
・陰性の飲食物
肉類(牛、豚、鶏)に含まれる脂肪、牛乳、チーズ、ヨーグルト、生クリーム、バナナ、パイナップル、グレープフルーツ、セロリ、アスパラガス、ナス、トマトなど
・極陰性の飲食物
白砂糖、コーヒー、アルコール、唐辛子、からし、胡椒、山椒、カレー、根ショウガ、高温で加熱されて酸化した油脂、など
・ 陽性の食物の過剰摂取により発生する陽毒が血液を汚すことによって陽性 のがんが出来ます。
陽性の食物は肉類(牛、豚、鶏)です。
◆胃がん大腸がんが、一番高いポテンシャルを持っており、転移がんの配給元となっている。
がんにはポテンシャルがあります。 ポテンシャルの高いがん(配給元)から低い所(配給先)へ転移する性質があります。
胃と大腸には、原発性のがん以外出来ません。他のがんが胃や大腸に転移してくることは無いのです。
つまり、胃がん、大腸がんは、一番ポテンシャルが 高いがん(転移がん最大の配給元)なのです。
◆胃がん、大腸がんのポテンシャルが一番高いと言うことは、
食物の影響が、がんの発生と転移の一番の原因であることを示唆している。
詳しくは、以下のブログを参照願います。
◆<近赤外光線免疫治療法>でがんを消滅させても、胃と大腸からは、陰毒、陽毒が全身に供給され続ける。
体質改善をせずに、陰性、陽性の飲食物の過剰摂取をそのまま続けていれば、陰毒、陽毒が血液、リンパ液、経絡を通じて全身に供給され続けます。
◆一定期間が過ぎて陰毒と陽毒が蓄積してくると再びがんが出来る。
仕方なく、また<近赤外光線免疫治療法>を行い、がんを消滅させる。
そして、これを繰り返す。
◆<近赤外光線免疫治療法>を何回も繰り返しているうちに、陰毒、陽毒が体細胞(内臓、血液、リンパ液、脳、骨など)に次第に蓄積していき、細胞の劣化が進行する。
がんで亡くなる人は大幅に減少するでしょうが、体細胞の劣化が進行するのです。
◆がんは治ることがあるので、「まだ救いがある」。しかし、
体細胞の劣化した病気は「治しようがない病気」。救いようがない。
がん細胞は、宿主のそれとは別物です。宿主とは別に、独自の遺伝情報システムをつくり増殖していきます。
がんは、宿主の体細胞を劣化させないよう、陰毒、陽毒を自身の細胞の中に吸収してくれているのです。
がんのお陰で、体細胞は余り劣化しないで済んでいるのです。
従って、がんが消えれば、更に生き延びることが可能です。 「まだ救いがある」のです。
体細胞は、宿主の細胞そのものです。従って、体細胞が劣化した病気は「治しようが無い病気」なのです。
◆体細胞が劣化した「治しようが無い病気」の例の一部を下記します。
これらの病気は、徐々に進行し、(アルツハイマー病を除き)全身に重篤な症状を現します。辛く、苦しい期間が長く続いた後に、最後を迎えることになります。
「治しようが無い病気」は 他にも沢山ありますが、それらについては、ここでは省略させて頂きます。長期に渡るだけに、医療費も増大することになるでしょう。
・慢性閉そく性肺疾患(COPD)
COPDは全世界的に増加しており、2020年までに全世界の死亡原因の第三位になると推測されています。
日本で2000~2001年に行われた疫学調査により、40歳以上の成人の530万人がCOPDに罹患していることが明らかになりました。
肺が固くなり、終いに呼吸ができなくなります。 肺炎に罹ると重篤になります。
陽毒による病気です。
・肝硬変
肝臓が固く、小さくなってしまい機能しなくなります。
肝臓は一大化学工場のような働きをしていますから、深刻な病気です。
陽毒による病気です。
・腎臓の人工透析
一度始めたら一生止められなくなります。透析機械に依存してしまいますから、腎臓本来の機能は益々低下し、悪化していきます。
鍼灸医学では人は腎臓のエネルギーで生きるとします。それだけに、深刻な病気といえます。 陽毒による病気です。
・アルツハイマー病
急増しています。医療だけでなく、社会的問題も含めて、深刻になってきました。
陽毒による病気です。
まとめ
◆陰性、陽性の飲食物の過剰摂取により、胃と大腸内で発生する陰毒と陽毒が、がん発生の一番の原因になっている。
◆<近赤外光線免疫治療法>で簡単にがんを消滅出来ても、一定期間経過すると、胃と大腸から供給される陰毒、陽毒が体細胞に蓄積するので再びがんが発生。
従って、<近赤外光線免疫治療法>を何回も繰り返すことになる。
◆陰毒、陽毒が体細胞に蓄積していくので、体細胞が劣化した「治しようが無い病気」が発生する。
代表的な例を下記すると
・慢性閉そく性肺疾患(COPD)
・肝硬変
・腎臓の人工透析
・アルツハイマー病
◆これらの病気は、徐々に進行し、(アルツハイマー病を除き)全身に重篤な症状をあらわす。辛く、苦しい闘病生活が長く続いた後に最後を迎えるようになる。
残念ながら、<近赤外光線免疫治療法>が登場し、がんを簡単に消滅させることが出来るようになっても
「それほど明るい未来にはなりそうも無い」のです。
「より不幸な世の中」になってしまう可能性すら有るのです。