なぜ、あなたは大腸ポリープ、大腸がん、大腸憩室になるのか
はじめに
多くの大腸がんは大腸ポリープから発生すると分かっています。これら三つの大腸の病気を理解すると、大腸病、特に大腸がんの発生メカニズムを、より良く理解する事が出来ます。
既に解説した<なぜ、あなたは大腸がんになるのかすぐできる食事法の紹介>を併読して頂くと、極陽の食品(肉)と極陰の食品(脂肪や唐辛子など)が如何にこれらの病気の原因になっているかが分かります。
◆原因を飲食物の影響だけに絞る
大腸は様々なものから影響を受けています。従って、大腸病の発生メカニズムは複雑です。しかし、常に便を中に容れていますから、飲食物の影響を一番強く受けています。解説をシンプルで分かり易くする為、飲食物から直接的に受ける影響だけに絞って進めることにします。
◆大腸憩室は余り知られていない病気
大腸ポリープは良く知られた病気です。多くの人が関心を持っている病気です。大腸憩室は腹痛、下痢、便秘、血便などを伴うものの、がん化する事はありません。従って、余り知られた病気では有りません。
◆大腸ポリープと大腸憩室は真逆の病気です。
大腸ポリープは大腸の内側の組織が収縮し、管腔内にイボとして突出する陽性の病気です。反対に、大腸憩室は、大腸の壁が外側に緩んで、膨らんでしまう陰性の病気です。つまり、陰陽、真逆の病気なのです。
◆大腸ポリープの80%を占めるといわれる腺腫が大きくなると、がん化しやすい
腺腫性ポリープの直径が1センチを超えるとがん化しやすいと言われています。
◆極陰、極陽の飲食物の過剰摂取が大腸病の大きな原因
極陰の飲食物(脂肪や辛い味など)、極陽の食物(肉類)の過剰摂取が大腸ポリープ、大腸がん、大腸憩室の大きな原因になっています。
大腸ポリープと大腸がんの発生メカニズムは以下の通りです。
◆極陰の飲食物(唐辛子など)の過剰摂取により大腸が弛緩し、便秘し、過熱する。
唐辛子などの極陰の飲食物を過剰摂取すると、大腸が弛緩し、便秘します。
大腸表面の毛細血管も弛緩しますから、そこに血液が流入して来ます。血液は熱を持っていますから大腸表面が過熱してきます。極陰の飲食物の過剰摂取によって陽の病気が引き起こされるのです。
◆大腸に炎症が起こるのを防ぐ為、ポリープを作る。
大腸表面が過熱すると、急性炎症が起こります。これを防ぐためポリープを作り、便に熱を逃がします。膨らんでいると放熱効率が良いのです。
◆便が過熱すると、便が腐敗し、陽性の毒素が発生する
熱が便に伝わると便が過熱します。肉類が過剰摂取されていると、加熱した分、便がより腐敗し、陽性の毒素が発生します。便秘していますからなおさら、状態が悪化します。
◆陽性の毒素が大腸に、特にポリープに多く蓄積する。
平坦な面よりも膨らんだポリープの方が陽性です。従って、陽性の毒素は、ポリープに、より多く蓄積していきます。
◆蓄積した陽性の毒素は血液中に流入し、陽性の病気を引き起こす
蓄積した陽性の毒素は血液中に流入し全身を巡ります。そして様々な陽性の病気を引き起こすのです
◆血液の汚れが進行するとポリープが、がん化する。
血液の汚れが生命を維持する事が出来ないレベルに達すると血液の浄化装置、延命装置としてのがんを作ります。ポリープの直径が1センチ程度になった頃が丁度この時期と言う訳です。
大腸憩室の発生メカニズムは以下の通りです
◆大腸壁に弱い部分がある人が、極陰の食物(脂肪や唐辛子など)を過剰摂取すると大腸
壁が外側に緩み、膨らむ
腸壁が丈夫な人は、大腸憩室にならないで済みます。
◆陰性の飲食物を過剰摂取すると大腸憩室になる。
大腸がまだ弱い子供が、朝、昼、晩と陰性の飲料である牛乳を多飲すると、陰過多となり、大腸憩室を起こすことがあります。
栄養があって体に良いという思いがあると飲み過ぎるのです。
まとめ
◆大腸ポリープ、大腸がん、大腸憩室は、陰性、極陰性、極陽性の飲食物の過剰摂取が大きな原因です。
◆加熱した便の中で肉が腐敗し、陽性の毒素が発生し、ポリープのがん化を促進します。便秘が状態をより悪化させます。
◆陰性、極陰性、極陽性の飲食物を下記します。
・陰性の飲食物
牛乳、チーズ、ヨーグルト、生クリーム、油脂類、バナナ、パイナップル、グレープフルーツ、セロリ、アスパラガス、ナス、トマトなど
・極陰性の飲食物
アルコール、コーヒー、唐辛子、からし、胡椒、山椒、カレー、根ショウガ、揚げ物、焼き肉などの酸化した油脂類、など
・極陽性の食物
牛、豚、鶏の肉
牛の体温は,38.5度、豚の体温は39度、鶏の体温は42度。鶏が一番陽性です。ヘルシーと思われていますが、注意する必要があります。