なぜ、あなたは胃がんになるのか
はじめに
がん全体の罹患数、死亡数が増加しているなか、胃がんだけは、何故か、横ばい状態です。それでも罹患数、死亡数共に未だに第三位となっており、相変わらず怖いがんであることに変わりはありません。
陰性の食品と極陰性の食品(唐辛子など)がいかにこれらの病気の原因になっているかが分かります。
易と鍼灸医学を融合させた【わたしの鍼灸医学】で胃がんになるメカニズムについて解説します。
すでに解説した<なぜ、あなたは大腸がんになるのか>を併読して頂くと、より分かり易くなります。
血液の汚れが、がんの原因
血液の汚れが、がんの原因であると言う事は、既に述べました。血液の汚れは精神的、物理的、化学的、その他、色々のことが内臓に影響を及ぼし、内臓が疲労した結果引き起こされます。そのメカニズムは大変複雑で、十分理解するには専門知識が必要です。
胃がんの原因を飲食物だけに絞る
胃には毎日飲食物が送り込まれて来ます。この事から胃の病気は飲食物の影響を一番強く受けていると考えて良いのです。従って、解説がシンプルで、かつ分かり易くなるよう、胃がんの原因を、飲食物にだけ絞って話を進めます。
がんは、汚れた血液の浄血装置、延命装置
既に解説したように、血液の汚れが生命を維持できないレベルに達すると、浄血装置、延命装置としてのがんが出来ます。
ここからは陰陽論を使って解説していきます
◆陰陽論とは
陰陽論とは易の基本思想の一つで、人間の生理、病理を理解する上で大変有用です。
全ての物に正反対の性質を持った陰と陽が有ります。
陰と陽は互いに引き合い調和しようとします。一方、
陰と陰、陽と陽は互いに反発しあい調和しようとしません。
磁石のS極とǸ極をイメージすると分かり易いです。
同じ極は反発しあい、異なる極は引き合うのと一緒です。
胃液は陰性
食物が胃に入ってくると沢山の胃液が分泌されます。胃液はペーハー約2、梅干しとほぼ同じ程度の強酸性です。消化酵素の働きを助け、体内に取り込まれた各種の菌の殺菌を行っています。酸は陰性です。
胃は陽性
陰性の胃液と調和しようとする胃は陽性です。
胃は胃液の陰の力で緩み、拡張し、食物を取り込む
健康な胃は、胃液の陰の力で緩み、拡張し、食物を胃の中に取り込むことが出来るのです。
胃は、消化が終われば陽の力で収縮し、消化物を十二指腸に送り出す
健康な胃は、消化が終われば陽の力で収縮し消化物を十二指腸に送り出し、胃の中を空っぽにします。
健康な胃は収縮時に胃の細胞の掃除をする
体細胞は、大なり小なりで陰と陽の力で膨張と収縮を繰り返しています。収縮時に細胞を圧縮する事によって疲労物質や、毒素を細胞外に排出しようとしているのです。つまり、細胞の掃除しているのです。
子供のころ、空腹時にお腹がグーとなったりしたことは、誰もが経験しているでしょう。この時、胃は自身の掃除をしているのです。汚れた雑巾をきれいにしようとする場合を考えても分かります。汚れた雑巾は、水でゆすいで陰の力で膨張させ、その後、強く絞って陽の力で圧縮し、汚れを水と共に排出しきれいになるのです。胃も同じことをやっているのです。
胃が疲れて陽の力が低下し緩んで、拡張、下垂する
原因を下記します
・年齢からくる弱り
・過食(胃が拡張してしまう)
・間食する(胃が収縮するひまがない)
・極陰の食品(唐辛子、からし、胡椒、山椒、カレー、根ショウガ、酸化した油脂類、など)の過剰摂取
・陰性の飲食物(牛乳、チーズ、ヨーグルト、生クリーム、油脂類、コーヒー、アルコール、白砂糖、バナナ、パイナップル、グレープフルーツ、セロリ、アスパラガス、なす、トマトなど)の過剰摂取
胃が緩んで拡張、下垂すると胃に疲労物質や毒素が蓄積する
空腹時に十分収縮しなくなるので細胞の掃除が出来なくなり、疲労物質や毒素が蓄積する
陰性、極陰性の飲食物の過剰摂取が陰性の疲労物質や毒素になり胃壁に蓄積する
陽性の飲食物の過剰摂取が陽性の疲労物質や毒素となり胃壁に蓄積する
牛、豚、鶏、炭酸飲料(炭酸ガスは陽性)の過剰摂取が陽性の疲労物質や毒素となり胃壁に蓄積する
胃壁に蓄積した疲労物質や毒素が血液中に流出する
陰性の疲労物質や毒素は、陰性の汚れに、陽性の疲労物質や毒素は陽性の汚れとなり血液中に流出します。
血液の汚れが生命を維持できないレベルに達すると、浄血装置、延命装置としてのがんが出来る。
陽性の胃がんは少ない
大腸の場合と違い、胃は消化の初期段階のため、肉類が腐敗するということはありません。従って、陽性の胃がんは少ないのです。
血液の陰性の汚れが陰性の胃がんになる。
胃は消化の初期段階の為、陰性の飲食物の影響を強く受けます。従って、ほとんどの胃がんは陰性なのです。スキルス性胃がんはその典型です。
まとめ
◆胃が緩んで拡張、下垂し十分収縮しなくなり、胃に疲労物質や毒素が蓄積する
◆疲労物質や毒素が血液中に流出し血液を汚しがんが発生する
◆胃がんは陰性
胃の中の飲食物の滞留時間はせいぜい2~3時間です。
まだ肉類が腐るということがありませんから、その影響はあまり受けません。
この点が大腸がんの場合との一番の違いです。
十分消化されていない陰性の飲食物の影響をより多く受けるので胃がんの多くは陰性す。
胃がんの原因は陰性と極陰性の飲食物の過剰摂取
陰性と極陰性の飲食物を下記します。
これらの過剰摂取を避けることが胃がんの予防と
改善につながります。
陰性の飲食物
牛乳、チーズ、ヨーグルト、生クリーム、油脂類、バナナ、パイナップル、グレープフルーツ、セロリ、アスパラガス、ナス、トマトなど
極陰性の飲食物
唐辛子、からし、胡椒、カレー、根ショウガ、白砂糖、コーヒー、アルコール、唐辛子、からし、胡椒、山椒、根ショウガ、酸化した油脂類、など