プロの私の鍼灸医学

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毎日の生活に役立つ鍼灸医学の紹介

<子宮筋腫>の発生メカニズムを易の陰陽論で解説します 原因と改善法が分かります。 

はじめに
 <子宮筋腫とは、子宮の筋肉(平滑筋)が増殖して出来る良性の腫瘍で、月経のある女性の四人に一人は出来ると言われています。悪性腫瘍に変化する事はほとんど無く、症状の深刻度、治療の内容や時期も、人それぞれに異なります。放置すると次第に成長する傾向があり、生理不順や不妊症の原因になります。
 

 <子宮筋腫は、初潮前の女性に出来ることはありません。また、閉経すると、大半の筋腫は収縮してしまいます。女性ホルモンが増加する妊娠中は大きくなり、女性ホルモンの分泌を抑える薬を服用すると収縮します。

 

 女性ホルモンが原因ではないかと言われていますが、動物実験で女性ホルモンを大量に、長期間投与しても、<子宮筋腫>が出来無いので、詳しい原因は不明とされています。 

 

子宮筋腫には下記のように、いくつかの<何故?>が有ります。

 <筋肉に腫瘍が出来るのは 何故?

筋腫が球形になるのは 何故?>

筋腫の中の細胞が渦巻き状になるのは 何故?>

<過多月経になるのは 何故?>

女性ホルモンの分泌量が増えると筋腫が、より大きくなるのは 何故?> 

女性ホルモンの分泌量が減少したり、閉経すると筋腫が小さくなるのは 何故?>

女性ホルモンを投与しても、動物には筋腫ができないのは 何故?>

筋腫があると妊娠(受精卵が着床)しにくいのは 何故?>

 

子宮筋腫>の発生メカニズムが分かるとこれらの<何故?>も容易に理解することが可能になります。易の論と鍼灸医学を融合させた【私の鍼灸医学】で 子宮筋腫発生メカニズムを解説します。<子宮筋腫>の原因が、肝臓と腎臓の弱りにあること、またその改善法が分かります 。

 

◆<子宮筋腫種類症状

<粘膜下筋腫>

 子宮の内側を覆う子宮内膜の下の筋肉に出来る筋腫で、子宮の内側に向かって大きく成長していきます。発生頻度は5~10%と低い筋腫ですが、大きさは小さくても、症状は重くなり易い特徴があります。

 

 不正出血、過多月経、強い月経痛、貧血、動悸、息切れを起こします。不妊流産の原因にもなり、手術を要する場合もあります。 

 

<筋層内筋腫>

 

 子宮内膜の外側にある子宮筋層に出来る筋腫で<子宮筋腫>の70%と、一番多く見られる筋腫です。小さいときはほとんど無症状ですが、大きくなるにつれて、子宮が腫れ変形します。

 

 子宮が強く収縮する時に下腹部痛や腰痛が出たり、過多月経、頻尿、便秘などを起こすことが有ります。出来る場所や大きさによっては不妊や流産の原因にもなります。 

 

 <漿膜下(しょうまくか)筋腫>

 

 子宮の外側を覆う漿膜に出来る筋腫で子宮の外側に向かって大きくなります。 無症状の場合が多く、過多月経を起こすことも少ないのが特徴です。大きくなると茎部で捻じれる茎捻転を起こす場合があります。

 

 ◆子宮筋腫西洋医学的治療

 

 症状があまり出ない場合は、大きさ、症状を見ながら経過観察になります。

 

 ホルモン剤を使った薬物療法では、完治するということがありません。骨密度の低下や更年期症状が出るという副作用があったり、治療を中止すると、筋腫の大きさが元に戻ってしまったりしてしまうのです。従って、最近は、手術で筋腫を切除する前に、一時的に小さくするために使われる程度になっています。

 

 筋腫が増殖し、症状も悪化した場合は子宮全摘術や筋腫核出術が行われます。子宮全摘術となると、妊娠を希望する女性にとっては大変難しい判断を迫られることになります。 

 

について簡単に紹介します。

 

論とは 

 

  とは易の基本思想の一つで、人間の生理、病理を理解する上で大変有用です。全ての物正反対の性質を持ったがあります。全ての物は、を調和させることによって成り立っています。は互いに引き合い調和しようとします。

一方、は互いに反発しあい調和しようとしません。磁石のS極とǸ極をイメージすると分かり易いです。同じ極は反発しあい、異なる極は引き合うのと一緒です。

 

人が生きる根本になる腎精について簡単に解説します。

 

 ◆腎精が<精神>と<肉体>と<エネルギー>のおおもと 

 

 鍼灸医学では、<腎臓は精を蔵す>と言います。精を腎臓の中に蓄えているとするのです。それを腎精と呼びます。両親から頂いた先天の腎精と、飲食物と大気から作り出される後天の腎精の二つが合わさって腎精が形成されます。

その腎精が人の<精神>と<肉体>と<エネルギー>のおおもとになるのです。

 

 人が生きる根本になる二つのエネルギーについて簡単に解説します。

 

エネルギーがある

  腎臓が蓄えている腎精から、エネルギーと、エネルギーの二つ生まれます。

 

は、冷却する、める、膨張する、む、びる、取り込む、物質(細胞など)生み出す副交感神経活性化する、などの性質があります。

 

は、加熱する、活発にする、収縮する、む、排出する、交感神経を活性化する、などの性質があります。

 

五臓六腑、腎から供給されるで働く

 

例えば、肝臓はから供給されるから供給されるで働くのです。

 

肝臓、腎臓生理、病理について簡単に解説します。 

 

筋肉病気肝臓原因

 

鍼灸医学では<肝臓が筋肉を養う>とします。筋腫は筋肉の腫瘍です。従って、<子宮筋腫原因の一つ肝臓にあるとするのです

 

 ◆腎臓弱ると、減少する。

 

 腎臓弱るが減少します。すると、から供給される減少します。

 

肝臓弱る減少し、肝血の温度が上昇する。 

 

 鍼灸医学では肝臓は血液の貯蔵タンクとします。大量の血液(肝血と呼びます)を貯蔵します。活動温度は約42度Cと高温です。肝臓が弱るが減少し、亢進します。すると肝臓が過熱し、肝血の温度が上昇します。

 

肝臓腎臓の弱りが進行すると、高温になった肝血が全身に供給される。 

 

肝臓と腎臓の弱り進行すると、が更に減少し、肝血の温度が更に上昇し高温になります。そして高温になった肝血が全身供給されます。

 

高温になった肝血によって子宮が加熱されが減少し、気過剰(温度上昇)となる。

 

 子宮は大量の血液を必要とします。従って、その影響を強く受けます。高温になった肝血によって子宮加熱されが減少し、気過剰温度上昇)となります。

          

子宮減少すると受精卵着床困難になる。 

 

 受精卵は性です。子宮のと調和する事によって子宮に着床します。従って、子宮のが減少すると受精卵が着床困難になります。 

 

子宮減少すると、受精卵が着床しても発育不全流産し易くなる。

 

 胎児を発育させるのも子宮のです。従って、子宮のが減少すると、受精卵がなんとか着床したとしても発育不全流産し易くなるのです。

 

子宮健全な(バランスを取り戻す)状態にする為、子宮筋腫を作り、過剰筋腫取り込み、封じ込める。

 

 受精卵の着床、胎児の発育、出産のためには、子宮の過剰なを取り除き、が良く働くようにしなければなりません。子宮ののバランスを取り、健全な状態に戻す必要があります。その為、止むを得ず子宮筋腫を作り過剰を筋腫の中に取り込み、封じ込めようとするのです。

 

以上が子宮筋腫発生メカニズムです。 

 

以下、子宮筋腫いくつかの<何故?>について解説します。これらの <何故?>が分かると子宮筋腫>の本質をより良く理解することが出来ます。

 

<筋肉に腫瘍が出来るのは 何故?

 

 鍼灸医学では<肝臓が筋肉を養う>とします。従って、肝臓弱りがあるので筋腫が出来るのです。

 

筋腫が球形になるのは 何故?>

 

 物は中に強いを取り込むと球形になります。子宮筋腫は子宮の筋肉の過剰なを、中に取り込み、封じ込める為、充満しています。従って、球形になるのです。

 

筋腫の中の細胞が渦巻き状になるのは 何故?

 

 渦はエネルギーの働きを活性化します。台風が良い例です。低気圧の強力な渦を作り、中心の目に高気圧を取り込み、封じ込めようとするのです。子宮の筋肉の過剰なを、強力に中に取り込み、封じ込める為、子宮筋腫は筋腫の中の細胞を渦巻き状するのです。

 

<過多月経になるのは 何故?

 

 出血はを抜く強力な (最後の)手段です。筋腫の中に取り込めなかった過剰なを出血して出すのです。過多月経になるのは過剰の為す。

 

女性ホルモンの分泌量が増えると筋腫が、より大きくなるのは 何故?> 

 

  女性ホルモンの分泌量が増えると子宮のはそのままで、温度だけ上昇し、過剰となります。過剰なを中に取り込み、封じ込めようとするので、筋腫は、より大きくなるのです。

 

女性ホルモンの分泌量が減少したり、閉経すると筋腫が小さくなるのは 何故?

 

女性ホルモンの分泌量が減少したり、閉経すると子宮はそのままで、温度が下降過剰な減少します。従って、筋腫が小さくなるのです。

 

女性ホルモンを投与しても、動物には筋腫ができないのは 何故?>

 

 実験用の動物は肝臓、腎臓の働きが健全です。子宮のが十分ありますから、女性ホルモンを投与しても過剰なが発生しません。従って、筋腫ができないのです。

 

筋腫があると妊娠(受精卵が着床)しにくいのは 何故?

 

受精卵はです。子宮のと調和する事によって子宮に着床できるのです。筋腫があると言うことは、子宮減少しているということです。従って、妊娠(受精卵が着床)しにくいのです。 

 

あとがき 

子宮筋腫が出来易い体質の改善には肝臓、腎臓働きを良くして子宮を増やさなければなりません。

  

日常生活で注意すると良い事を下記します。 

 

ストレス、過労、睡眠不足に注意する。

・適度な運動をするように心がける。 

 

飲食の注意は特に大事です。それらを下記します 

 

・肉類を摂り過ぎない

・タンパク質を摂り過ぎない

・脂肪を摂り過ぎない(マヨネーズ、チーズ、ナッツ類なども注意)

・体質、季節に合った野菜を十分摂取する

食物繊維を含む食品を十分摂取する

五味(酸、苦、甘、辛、鹹)を摂り過ぎない

・過食しない

・間食を出来るだけ控える(洋菓子、スナック菓子、菓子パンなどは特に注意)

・アルコールを控える 

 

<急増する卵巣嚢腫>その発生メカニズム 易の陰陽論で解説します 原因と改善法が分かります

はじめに

 卵巣はクルミ程の大きさの臓器で、太さ約1センチのじん帯で子宮と繋れています。卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)>とは、卵巣に出来た良性腫瘍で、卵巣に出来る腫瘍全体の8~9割を占める(残りは卵巣がん)と言われています。その<卵巣嚢腫>が特に若い人に急増しているのです。

 

 <卵巣嚢腫は卵巣の出口が塞がれてしまい、中に液体が溜まり膨らんでしまう病気です。直径8~10㎝の大きさになるまでは、ほぼ無症状です。その為、発見が遅くなりがちです。時には、直径20センチ以上に巨大化する場合もあります。

 

 嚢腫の大きさが5~6㎝以上になると、じん帯が捻じれる茎捻転(けいねんてん)を起こすことがあり、その場合は、緊急手術が必要になります。

 

 原因として、西洋医学ではストレスや食事の欧米化などが挙げられていますが、詳しくは不明とされています。

 

 易と鍼灸医学を融合させた【私の鍼灸医学】<卵巣嚢種>の発生メカニズムを解説します。<卵巣嚢種>原因が腎臓と肝臓の弱りにあること、また、その改善法も分かります。

 

以下、卵巣嚢腫種類、症状、治療について簡単に解説します。

 

卵巣嚢腫種類

 

 卵巣嚢腫は卵巣の中に溜まる液体の違いによって以下の三種類に分けられます。

 

皮様(ひよう)嚢腫><成熟嚢胞性奇形腫>

 

 直径10㎝未満の小さめの嚢腫です 。まだ受精していないのにもかかわらず、中に脂肪のかたまり、毛髪の束、骨、歯などが出来てしまうのです。左右両方の卵巣に同時に発生する事もあります。20~30代の若い人に特に多く、妊娠中に発見されることもあります。

 

<漿液性(しょうえきせい)嚢腫>

 

 黄色透明の水様液が溜まり、球形の握りこぶし大の大きさになります。<卵巣嚢腫>の中でも最も頻度の高い腫瘍です。 

 

<粘液性(ねんえきせい)嚢腫>

 

 ネバネバした粘液性の液体が溜まり、かなり大きな嚢腫になる傾向があります。 まれに、高齢者で、自然破裂を起こし、腹腔内に粘液が散乱することが有ります。

 

卵巣嚢腫症状

 

 下腹部の膨満感、下腹部や片側下腹部の痛み、下腹部の急激な激しい痛み、便秘、頻尿、性器からの出血、閉経しているのに出血する、など。

 

卵巣嚢腫治療

 

 特に有効な薬は有りません。嚢腫が小さい(5㎝未満)場合は経過観察になります。大きい(5㎝以上)場合は、症状や、腫瘍の大きさ、種類、年齢、妊娠や出産経験、今後出産を希望するかどうか、などの状況を判断して手術するかどうか決められます。

 

 論とは 

 

 陰とは易の基本思想の一つで、人間の生理、病理を理解する上で大変有用です。全ての物に正反対の性質を持ったがあります。全ての物は、を調和させることによって成り立っています。は互いに引き合い調和しようとします。

 一方、陰と陰陽と陽は互いに反発しあい調和しようとしません。磁石のS極とǸ極をイメージすると分かり易いです。同じ極は反発しあい、異なる極は引き合のと一緒です。

 

腎精が人の精神、肉体、エネルギーのおおもと 

 

 鍼灸医学では、<腎臓は精を蔵す>と言います。精を腎臓の中に蓄えているとするのです。それを腎精と呼びます。両親から頂いた先天の腎精と、飲食物と大気から作り出される後天の腎精の二つが合わさり、腎精が形成されます。その腎精が人の精神、肉体、エネルギーのおおもとになるのです。

 

エネルギーがあ

 腎臓が蓄えている腎精から、エネルギーと、エネルギーの二つ生まれます。

 

は、冷却する、める、膨張する、む、びる、取り込む、物質(細胞など)生み出す副交感神経活性化する、などの性質があります。

 

は、加熱する、活発にする、収縮する、む、排出する、交感神経を活性化する、などの性質があります。

 

以下、腎臓の弱り原因で出来る卵巣嚢腫>発生メカニズムを解説します 

 

卵子成熟させるのは

  

物質(細胞など)生み出すのはです従って、卵子成熟させるのはです。

 

卵巣強くし易い 臓器

 

 卵巣は球形をしています。球形をしているものはです。卵巣中のとバランスを取る為に強いなのです。が強いだけにが減少するとのバランスが崩れ過熱し易いのです。 

 

腎臓が弱る減少し、卵巣過熱する。すると、皮様嚢腫>、<成熟嚢胞性奇形腫>が出来る。 

 

 腎臓が弱る減少し、卵巣に供給されるも減少します。が減少すると、卵巣過熱(温度はさほど上がっていません)します。過熱すると反応が早まります。従って、受精を待てずに誤って身体の細胞(脂肪のかたまり、毛髪の束、骨、歯などを部分的に作り始めてしまうのです。

 

 受精していませんから命を作り出す五臓、六腑を作ることは出来ません。これが皮様嚢腫><成熟嚢胞性奇形腫>の発生メカニズムです。  

 

 ◆腎臓更に弱ると、卵巣皮様嚢腫><成熟嚢胞性奇形腫>の場合より過熱し、温度上がり<漿液性嚢腫>が出来る。

 

 卵巣供給される更に減少すると、卵巣皮様嚢腫><成熟嚢胞性奇形腫>の場合より過熱し温度が上がります。そこで、止むを得ず、卵巣に水様液を貯めて温度を下げ、炎症を起こすのを防ぐのです。これが<漿液性嚢腫>の発生メカニズムです。

 

◆ 腎臓更に弱る、卵巣の温度<漿液性嚢腫>の場合より更に上がり<粘液性嚢腫>が出来る。

 

 卵巣供給される更に減少すると卵巣の温度<漿液性嚢腫>の場合より更に上がります。そこで、止むを得ず、卵巣より多くの水様液を貯めて温度下げ起こすのを防ごうとするのです。温度が高いので水分を消耗し、水溶液粘度なり、粘液となるのです。これが粘液性嚢腫>発生メカニズムです。

 

以下、肝臓の弱ると 卵巣嚢腫が、より出来易くなると言うメカニズムを解説します。

 

肝臓が弱ると、以下の事が起こります。 

 

弱った肝臓無理働くと、肝血温度上昇する。 

 

 鍼灸医学では肝臓は血液の貯蔵タンクとします。大量の血液(肝血と呼びます)を貯蔵します。活動温度は約42度C高温です。弱った肝臓無理働くが減少し、亢進します。すると肝臓が過熱し、肝血の温度が上昇します。

 

肝臓の弱り進行すると、高温になった肝血全身供給される。 

 

 肝臓の弱り進行すると、肝血の温度が更に上昇します。そして高温になった肝血が全身供給されます。

 

高温になった肝血生殖器とその周囲蓄積していく。

 

 生殖器は大量の血液を必要とします。従って、血液の影響を強く受けます。高温になった肝血子宮、卵巣、卵管だけでなく、骨盤内の腹膜、膀胱、直腸、小腸などにも蓄積していきます。

 

高温になった肝血が卵巣に蓄積し、卵巣嚢腫<より出来易くなる >

 

 高温になった 肝血が卵巣に供給されるので、卵巣嚢腫が、より発生し易くなる のです。

 

あとがき 

 

 易の陰陽論鍼灸医学融合させた【私の鍼灸医学】で腎臓、肝臓の弱りが<卵巣嚢腫>の原因である事を解説しました。減少により卵巣が過熱し温度が上がるのが原因になっているのです。

 

 腎減少すると、卵巣過熱してきます。温度はさほど上がっていなくても過熱すると、反応が早まります。受精を待てずに誤って身体の細胞(脂肪のかたまり、毛髪の束、骨、歯など部分的作り始めてしまうのです。それが皮様嚢腫>、<成熟嚢胞性奇形腫>す。

 

 卵巣が過熱し温度が上昇れば<漿液性嚢腫>が、温度が更に上昇すれば粘液性嚢腫>が出来ます。どちらも、温度下げて卵巣が炎症を起こすのを防ぐ為止むを得ず出来るのです。

 

卵巣嚢腫>が出来てしまう体質の改善には腎臓、肝臓の働きを良くすることが大事です。
 日常生活で注意すると良い事を下記します。

・ストレス、過労、睡眠不足に注意する。

・適度な運動をするように心がける。

 

飲食の注意は特に大事です。それらを下記します 

・肉類を摂り過ぎない

・タンパク質を摂り過ぎない

・脂肪を摂り過ぎない

・体質、季節に合った野菜を十分摂取する

食物繊維を含む食品を十分摂取する

・五味(酸、苦、甘、辛、鹹)を摂り過ぎない

・過食しない

・間食は出来るだけ控える。(洋菓子、スナック菓子、菓子パンなどは特に注意) 

<排卵誘発剤を使った不妊治療>の危険な<落とし穴> 易の陰陽論で解説します

はじめに
 体外受精で生まれる子供が急増しています。日本産科婦人科学会の集計によれば、2014年に国内の医療機関で実施された体外受精件数は、393,745件生まれた子供の数47,322人と、いずれも過去最多となりました。2014年の総出生数は1,003,500人ですから、実に、21人に1体外受精によって生まれたことになります。
 
 2013年に較べ、体外受精は、件数で25,000件、出生数で4,700、も増えています。このような、体外受精の急激な増加は、近年の、晩婚化、晩産化による不妊症の増加が原因の一つになっています。
 
 体外受精精子卵子を体外で受精させ、子宮に戻す不妊治療>です。1983年に始まり、生まれた子供は累計43万人を超えました。日本は体外受精の件数が世界で一番多いと言われており、2004年からは公費助成も始まりました。
 
一方、体外受精の成功率全体で12%低く、年齢別で見ても、35 歳で約17%、40歳で約8%、45歳で約1%と、年齢が上がれば上がる程、厳しくなることが分かっています。
 
 女性の不妊最大の原因<良質な卵子を育てて、排卵することが出来ない >ことにあります。その為、体外受精の治療には排卵誘発剤が使われます。卵巣を刺激し、成熟した良質な卵子の数を増やし、排卵を促そうとするのです。
 
 排卵誘発剤には効き目の穏やかな飲み薬と、効き目の強力な注射、の二種類があります。飲み薬を使って妊娠できなければ、強力な注射が使われるのです。
 
 効き目の穏やかな飲み薬でも副作用は出ます。増してや、強力な注射を使えば、より副作用の危険が出てきます。卵巣過剰刺激症候群や多胎妊娠を招くこともあります。排卵誘発剤を使っても、多くの人(全体の約88%)は妊娠、出産出来ません。<排卵誘発剤を使った不妊治療>は一般に思われているほど上手くいっていないのです。
 
 ほとんどの人は排卵誘発剤を 使うと成熟した良質な卵子が増え、排卵につながる><信じて?>います。しかし、残念ながら、排卵誘発剤にはそのような働きは無いのです。排卵誘発剤の働きを誤認>していること、それが、多くの人が排卵誘発剤を使っても妊娠、出産出来ない一番の原因になっているのです。
 
  易の論と鍼灸医学を融合させた【私の鍼灸医学】排卵誘発剤を使った不妊治療>には、<排卵誘発剤の働きを誤認している>という思わぬ<落とし穴>があることをを解説します。不妊体質の改善には腎臓の働きを良くすることが一番大事であることが分かってきます。
 
良く使われる 排卵誘発剤
 ・飲み薬
 脳の視床下部を刺激することで、卵胞刺激ホルモンや黄体ホルモンの分泌を促す薬です。数周期以上に渡って使用すると、子宮内膜が薄くなる、子宮頚管粘液が減少する、発疹、頭痛、のぼせ、お腹の張り、更年期やうつ病などに似た症状の副作用が出る場合があります。
 ・注射 
hⅯG注射
 クロミッドだけでは効果が不十分な場合に用います。卵胞刺激ホルモンと黄体ホルモン の両方が入った注射です。卵巣過剰刺激症候群多胎妊娠(確率20%)の副作用があります。
 hCG注射
 排卵や妊娠時に分泌される黄体ホルモンに似た作用のある注射です。成熟した卵胞に排卵を起こさせる為に使います。卵巣過剰刺激症候群多胎妊娠(確率20%)の副作用があります。

 

とは 

  とは易の基本思想の一で、人間の生理、病理を理解する上で大変有用です。全ての物に正反対の性質を持ったがあります。全ての物は、を調和させることによって成り立っています。は互いに引き合い調和しようとします。

一方、は互いに反発しあい調和しようとしません。磁石のS極とǸ極をイメージすると分かり易いです。同じ極は反発しあい、異なる極は引き合うのと一緒です。

  ◆腎精精神、肉体、エネルギーおおもと 

 

 鍼灸医学では、<腎臓は精を蔵す>と言います。精を腎臓の中に蓄えているとするのです。それを腎精と呼びます。両親から頂いた先天の腎精と、飲食物と大気から作り出される後天の腎精の二つが合わさり、腎精が形成されます。その腎精が人の精神、肉体、エネルギーのおおもとになるのです。

 

エネルギーがある

 

 腎臓が蓄えている腎精から、のエネルギーのと、のエネルギーのの二つ生まれます。

 

は、冷却する、める、膨張する、む、びる、取り込む、物質(細胞など)生み出す副交感神経活性化する、などの性質があります。

 

は、加熱する、活発にする、収縮する、む、排出する、交感神経活性化する、などの性質があります。

 

ホルモン

 

ホルモンから生まれ、活性化作用があります。従って、ホルモンです。

 

女性ホルモンにもがある。

 

 卵胞ホルモンは低温相に多く分泌されます。を増やし内膜を増殖、肥厚させ卵胞の成熟排卵を促します。従って、卵胞ホルモンです。

 

 黄体ホルモン排卵後の高温相に多く分泌されます。を更に増やし、温度を上げて受精の準備を整えるのです。  従って、黄体ホルモンは陽陽です

 

ホルモン、従って、卵胞成熟、排卵させることは出来ない。

 

 陽のホルモンは物質(細胞など)生み出すことは出来ません。従って、卵胞ホルモ黄体ホルモン卵胞を成熟、排卵させることは出来ないのです。

 

卵胞成熟、排卵させるのはの働き。

 

 物質(など)を生み出すのはの働きです。卵胞成熟排卵させるのはの働きなのです。

 

ホルモンの働きはコントロールするだけ思わぬ<落とし穴>がここにある。

 

 ホルモンの働きはをコントロールするだけです。 ホルモンには卵胞成熟排卵させる働きは無いのです。西洋医学はこのことに全く気づいていません。排卵誘発剤の働きを誤認している>という思わぬ<落とし穴>がここにあるのです。

 

不妊の一番の原因は腎臓の弱り。

  
 腎臓が弱ると、が減少します。減少するとホルモンの分泌量が減少し、物質(細胞など)生み出す能力も低下します。卵胞を十分に成熟排卵させることが出来なくなるのです。
 
排卵誘発剤何回も使うと、より妊娠しにくい体質になる。
 
 排卵誘発剤何回も使うと、自身で自分のホルモンを作る能力が次第に低下していきます。も消耗し、薬の副作用も加わり、皮肉な事に<より妊娠しにくい体質>になってしまうのです。
 
不妊体質の改善には腎臓の働きを良くすることが一番大事
 
 卵胞成熟排卵させることが出来るが無ければ、 排卵誘発剤何回使っても結果は同じです。妊娠できないのです。不妊体質の改善には腎臓の働きを良くすることが一番大事>なのです。
 
あとがき 
 ホルモンには卵胞成熟排卵させる働きはありません。西洋医学は、このことに全く気づいていません。卵胞成熟排卵させているのは腎臓(腎陰)の働きなのです。排卵誘発剤の働きを誤認している>という思わぬ<落とし穴>がここにあるのです。
 
 なかなか妊娠できない人が排卵誘発剤何回使っても結果は同じです。妊娠できないのです。も消耗し、薬の副作用も加わり、皮肉な事に<より妊娠しにくい体質>になってしまうのです。不妊体質の改善には腎臓の働きを良くすることが一番大事>なのです。
 
日常生活で注意すると良い事を下記します。

・ストレス、過労、睡眠不足に注意する。

・適度な運動をするように心がける。

 

飲食の注意は特に大事です。それらを下記します 

・肉類を摂り過ぎない

・タンパク質を摂り過ぎない

・脂肪を摂り過ぎない

・体質、季節に合った野菜を十分摂取する

食物繊維を含む食品を十分摂取する

五味(酸、苦、甘、辛、鹹)を摂り過ぎない

・過食しない

・間食は出来るだけ控える。(洋菓子、スナック菓子、菓子パンなどは特に注意)

    

<子宮内膜症>でお困りの貴方に その<原因と対策> 易の陰陽論で解説します。

はじめに

 子宮内膜は女性ホルモンの卵胞ホルモンエストロゲン)の働きで、増殖、肥厚します。その後、妊娠しなければ、剥離し、月経となって体外に排出されます。

 

 <子宮内膜症は、この子宮内膜が正規の子宮内腔ではなく、骨盤内の腹膜や、卵管、卵巣にも発生してしまい、月経時にそれらの組織の中にも出血してしまうという病気です。

 

 悪化すると、膀胱、直腸、小腸などの骨盤内臓器に留まらず、肺などにも発生する事があります。不妊症の人の20~30%に見られ、不妊大きな原因にもなっています。

 

 西洋医学では、原因として子宮内膜移植説や体腔上皮化生説などが挙げられていますが、本当の原因は不明とされています。

 

 易の論と鍼灸医学を融合させた【私の鍼灸医学】で腎臓、肝臓の弱りが子宮内膜症の原因であることを解説します。体質改善の対策も見えてきます。

 

論とは 

 とは易の基本思想の一つで、人間の生理、病理を理解する上で大変有用です。全ての物に正反対の性質を持ったがあります。全ての物は、調和させることによって成り立っています。は互いに引き合い調和しようとします。

 一方、は互いに反発しあい調和しようとしません。磁石のS極とǸ極をイメージすると分かり易いです。同じ極は反発しあい、異なる極は引き合うのと一緒です。

 

 ◆腎精が精神、肉体、エネルギーのおおもと 

 

 鍼灸医学では、<腎臓は精を蔵す>と言います。精を腎臓の中に蓄えているとするのです。それを腎精と呼びます。両親から頂いた先天の腎精と、飲食物と大気から作り出される後天の腎精の二つが合わさり、腎精が形成されます。その腎精が人の精神、肉体、エネルギーのおおもとになるのです。

 

エネルギーがある

 

 腎臓が蓄えている腎精から、のエネルギーのと、のエネルギーのの二つ生まれます。

 

は、冷却する、める、膨張する、む、びる、取り込む、物質(細胞など)生み出す副交感神経活性化する、などの性質があります。

 

は、加熱する、活発にする、収縮する、む、排出する、交感神経を活性化する、などの性質があります。

 

◆全ての内臓二つのエネルギー増減、調和させながら働く。 

 

 全ての内臓は、から供給されると、から供給されるの二つのエネルギー増減、調和させながら働いています。

 

ホルモン

 

ホルモンから生まれ、活性化作用があります。従って、ホルモンです。

 

女性ホルモンがある。

 

 卵胞ホルモンは低温相に多く分泌されます。を増やしで内膜を増殖、肥厚させ卵胞成熟排卵を促します。従って、卵胞ホルモンです。

 

 黄体ホルモンは排卵後の高温相に多く分泌されますを更に増やし温度を上げ受精の準備を整えるのです。  従って、黄体ホルモンは陽陽です

 

子宮内膜細胞蓄積し、月経として放出する、これを繰り返す臓器 

 

以下の蓄積と放出を繰り返します。

 

低温相から高温相にかけて卵胞ホルモンの作用で増やし、血管拡張、させ、内膜冷却増殖、肥厚させます。言わば、妊娠の為の床作りです。

 

黄体ホルモンの作用で、内膜と血液を急速に過熱させます。(この時、内膜は増殖、肥厚したままです)受精に備えてエネルギー を注入するのです。

 

・ 受精しなかったとなると、卵胞ホルモンと黄体ホルモン(特に卵胞ホルモン)を急速に減少させます。が減少すると内膜の細胞は崩壊していきます。その後、黄体ホルモンの作用で、内膜を収縮、排出し蓄積された細胞と熱を排出するのです。これが月経です、

 

 腎臓が弱ると、以下の事が起こります。

 

弱った腎臓無理に働くと、減少し、内膜温度上昇する。 

 

 腎減少すると内膜のが減少し陽気過剰となり温度が上昇します。

から生まれる卵胞ホルモンは不足した状態です。 

 

腎臓の弱り進行すると、内膜過熱し、その子宮を取り巻く周囲の内臓拡散していく。 

 

  腎臓の弱り進行すると、内膜が更に減少します。すると内膜が過熱し、その熱子宮を取り巻く周囲の内臓拡散していくのです。 

 

肝臓が弱ると、以下の事が起こります。 

 

弱った肝臓無理働くと、肝血温度上昇する。 

 

 鍼灸医学では肝臓血液の貯蔵タンクとします。大量の血液(肝血と呼びます)貯蔵します。活動温度は約42度Cと高温です。弱った肝臓無理働くが減少し、亢進します。すると肝血の温度が上昇します。

 

肝臓の弱り進行すると、高温になった肝血全身供給される。 

 

 肝臓の弱り進行すると、肝血の温度が更に上昇します。そして、高温になった肝血が全身供給されます。

 

高温になった肝血生殖器とその周囲蓄積していく。

 

 生殖器は大量の血液を必要とします。従って、血液の影響を強く受けます。生殖器だけでなく、骨盤内の腹膜、膀胱、直腸、小腸などにも、肝血が蓄積していきます。

 

高温なった肝血蓄積している内臓病気から守る為、以下の事が起こります。 

 

  高温になった肝血蓄積している内臓に<子宮内膜を止むを得ず作り>蓄積した細胞と熱を月経時に排出するのです。これが子宮内膜症真の姿のです。

 

 

あとがき 

 

 易の鍼灸医学を融合させた【私の鍼灸医学】で腎臓、肝臓の弱りが<子宮内膜症>の原因である事を解説しました。

 

 腎臓、肝臓弱り進行すると、骨盤内腹膜、膀胱、直腸、小腸にまで熱が蓄積します。熱蓄積した内臓に<子宮内膜を止むを得ず作り>蓄積した細胞と熱を月経時に内膜と共に排出し内臓病気から守ろうとするのです。これが子宮内膜症真の姿なのです。

 

 戦前の日本では婦人科系疾患を血の道症>と呼んでいました。<肝臓は血液の貯蔵タンク>です。月経、妊娠、出産は大量の血液を必要とします。従って、血の道症>と言う言葉は肝臓が弱ると婦人科系疾患を患いますよと言うことを意味していたのです。

 

 少子化の今の日本では、全くの死語になってしまいましたが、昭和二十年代までの日本には<貧乏人の子沢山>と言う格言がありました。戦前の日本は、多くの人が貧乏で、五、六人の子供がいることが珍しく有りませんでした。困る程、子供に恵まれたのです。

 

 一方、少数のお金持ちは、どういう訳か、子供が少なくて困っていました。この不思議な現象を言葉で表現したのが<貧乏人の子沢山>と言う格言なのです。

 

 腎臓、肝臓を弱くする原因は、ストレス、過労、睡眠不足、食事など、色々有ります。中でも、とりわけ、食事の影響は大きなものがあります。戦前の日本の貧乏人とお金持ちの食事の一番大きな違いは、ひと言で言えば、<貧乏人は粗食><お金持ちは美食>だったと言うことです。

 

 粗食と美食の一番の違いは、タンパク質、脂肪、野菜の摂り方にあります。粗食は動物性タンパク質と脂肪が少なく、野菜が多い、一方、美食は動物性タンパク質と脂肪が多く、野菜が少ないと言うことです。

 

 動物性タンパク質と脂肪を摂り過ぎて、野菜が少ないと、腎臓、肝臓を弱めます。特に牛、豚、鶏などの動物性タンパク質の摂りずぎは腎臓を弱め、脂肪の摂り過ぎは肝臓を弱めます。野菜が少ないと体質全体を弱めます。程よい粗食が強い体質を作るのです。

 

 今の日本人の一般的な食事は 戦前の日本の、お金持ち以上の美食になっています。従って、(子育てが大変になったとは言え)今の日本には<子沢山>がいなくなり、<子宮内膜症>のような婦人科系疾患が増えてしまったのです。

 

 戦前はほとんど使われなかった農薬や、食品添加物などの化学物質も体内に入ってきますから、それらの影響も決して無視する事は出来ないでしょう。

 

人の<命>の<誕生>と<終焉>と<継承>のメカニズムを易の陰陽論で解説します

はじめに 

 易のに基づけば、世界は真反対性質を持ったの二つに分けられます。目に見えないの世界>と目に見えるの世界>す。の世界>エネルギーの世界です。の世界>とは物質の世界です。 

 

 人は生きています。生きているということは<命>によって生かされているということです。物質だけでは<命>を生み出すことは出来ません。物質生きるエネルギー融合、一体化することによってのみ<命>を生み出すことが出来るのです。

 

の世界>に属するエネルギーです。人の<命>を生み出す元になるエネルギーです。の世界><物質>の世界>エネルギーであるが融合、一体化することによって<命>を持った人が誕生し、生きることが出来るのです。

 

 易のを用いて<人 誕生から終焉を迎えるまでのメカニズムと<人継承>のメカニズムについて解説します。自分がどのようにして誕生したのか、そして亡くなった後どうなるのか?という難解なテーマに対して一つの答えを見出すことができます。

 

論とは 

 

  陰とは易の基本思想の一つで、人間の生理、病理を理解する上で大変有用です。全ての物に正反対の性質を持ったがあります。全ての物は、を調和させることによって成り立っています。は互いに引き合い調和しようとします。

 一方、は互いに反発しあい調和しようとしません。磁石のS極とǸ極をイメージすると分かり易いです。同じ極は反発しあい、異なる極は引き合うのと一緒です。

 

世界は真反対性質を持った目に見えない<の世界>目に見える<の世界>二つから成り立つ。

 

 の世界>と<の世界>が対を成します。

 

の世界>無限、<の世界>有限。

 

エネルギーの世界は無限、物質の世界は有限です。

 

物質エネルギー真反対の性質を持っている。

 

物質>と<エネルギーが対を成します。 

 

以下、<人 誕生から終焉を迎えるまでメカニズムを解説します。

 

にもがある。

 

女は男に対して、男は女に対してです。

 

卵子

 

 女から卵子が生まれます。卵子球形です。の典型です(女極まって(卵子)を生ず>と言う、易の基本思想の典型です。卵子は基本的には物質ですからです 。従って、<卵子なのです。

 

 ◆精子陰陰

 

 男から精子が生まれます。精子は細長い形状です。典型です。(男極まって(精子生ず>と言う、易の基本思想の典型です。精子は基本的には物質ですからです。従って、精子陰陰なのです。

 

 ◆にもがある。

 

陽陽があります。

 

◆<卵子親和性があり融合、一体化し、卵子<命>が宿る。

 

 <卵子です。従ってと親和性が有ります。これらが融合、一体化すると、卵子<命>が宿るのです。

 

 卵子一個に一つの が融合、一体化します。これを卵子と呼ぶこととします。 

 

陽陽精子親和性があり融合、一体化し、精子<命>が宿る。

 

 <精子陰陰です。従って、<陽陽と親和性があります。

これらが融合、一体化すると、精子<命>が宿るのです。これを精子と呼ぶこととします。 

 

 精子の数単位です。しかも、一個として同じ精子は無く、全て異なります。それぞれの精子に融合、一体化する 精子も全て異なり、億単位の数になります。

 

 億単位の精子が既に、体と融合、一体化しているのです。

 

<命>の宿った卵子精子融合、一体化胎児<命>が宿る。 

 

  陽卵子、陰陰精子親和性があります。卵子一番良く調和する(相性の良い)精子数億精子の中から選ばれ、融合、一体化し、胎児<命>が宿るのです。これが受胎です。受胎時卵子>、<精子が一体化した霊を受胎霊と呼ぶこととします。 

 

 ◆を呼ぶ

 

 肉体の成長に従って、も成長していきます。受胎霊から始まり、の種類と、エネルギーの量も増加していきます。

 

<善い受胎霊<善いを呼び、<悪い受胎霊<悪いを呼ぶ。 

 

 <受胎霊は思いを実践してくれそうなを選びます。従って、<善い受胎霊<善いを呼び、<悪い受胎霊<悪いを呼びます。 

 

 

善行を積めば、<善いが集まり、<善いエネルギーが増加し 、悪行を積めば、<悪いが集まり、<悪いエネルギーが増加する。

 

 努力する、勉強する、節制する、周りの人のた為に尽くす、などの善行を積めば、<善い集まり<善いエネルギーが増加します。

 

 怠ける、不摂生な生活をする、利己的に生きる、悪事を働く、などの 、悪行を積めば、<悪いが集まり、<悪いエネルギーが増加します。

 

<善い集まり<善いエネルギー増加すれば、運勢上り幸せ人生になる。 

 

  運勢が昇れば、健康になり、仕事も上手くいき、周囲に善い人が集まり、幸せな人生になります。

 

◆ <悪い集まり<悪いエネルギー増加すれば、運勢が降り、不幸な人生になる。

 

 運勢降ると、病気をしたり、 仕事に失敗したり、周囲に悪い人が集まり、不幸な人生になります。

 

肉体衰えと共に、減少していき、余った<他の人移行し、融合一体化していく。

 

 衰えた肉体に必要な分だけのを残し、余ったは他移行し、融合、一体化していきます。

 

 ◆<善い善行を積む<善い人>選び、<悪い悪行を積む<悪い人>選ぶ

 

思い実践してくれそうなを選びます。 善かれ悪しかれふさわしい人を選んで移行していくのです。

 

亡くなると共に肉体から完全離れ他の人移行し、融合、一体化する。

 

のみでは存在出来ません。肉体と不可分です。融合、一体化する肉体をいつも必要とします。

 

◆<自然死>をした場合は移行スムーズに行われる。

 

 肉体の衰えに合わせて、にスムースに移行し、融合、一体化していきます。

 

急な<不自然死>をした場合は移行スムーズに行われない。

 

 事故死、突然死、急死、自殺などの急な<不自然死>をした場合は、移行スムーズに行われません。他の肉体に移行できなかった残りのの世界>さまよった後、次第に消滅していきます。お世話になったにご恩返しする為にも自然死>することが望ましいのです。

 

以下、の 継承>メカニズムについて解説します。

 

自分がどのようにして誕生したのか、そして亡くなった後どうなるのか?という難解なテーマに対して答えを見出すには、の 継承>メカニズムを理解する必要があります。更に、で解説します。

 

無限拡散有限に凝集

 

この二つがを成します。

 

◆全ての物は無限に拡散有限に凝集を繰り返す。

 

 陰まってまってこれも 易の基本思想の一つです。永遠に無限に拡散有限に凝集の二つを繰り返すのです。

 

自分無限に拡散した無数ご先祖様から有限に凝集した極まった存在。

 

 仮に、一世代25年として、ご先祖様の数を算出すると、下記のようになります。26世代 (650年)前の世代の人だけでも一億人を超えてしまいます。自分のご先祖様の総数は、全ての世代の人数の総和になりますから、楽に二億人を超えます。従って、ご先祖様総数無限と言ってい良いのです。つまり、無限に拡散した無数のご先祖様から有限に凝集まった存自分と言ことなのです。もまた同じです。

        

  さかのぼる     ご先祖様の

世代数      年数              人数

  0       0歳          2

  1  25年前         4人

  2     50年前                      8人

  3     75年前                    16人

  4   100年前                    32人

  5   125年前                    64人

  6   150年前                  128人

  7   175年前                  256人

  8   200年前                  512人

  9   225年前               1,024人

10   250年前               2,048人

11   275年前               4,096人

12   300年前               8,196人

13   325年前             16,392人

14   350年前             32,784人

15   375年前             65,568人

16   400年前           131,136人

17   425年前           262,272人

18   450年前           524,544人

19   475年前        1,049,088人

20   500年前        2,098,176人

21   525年前        4,196,352人

22   550年前        8,392,704人

23   575年前      16,785,408人

24   600年前      33,570,816人

25   625年前      67,141,632人

26   650年前    134,283,264人

 

有限に凝集>した自分無数子孫無限に拡散していく存在

 

 ご先祖様の場合と同じ条件で考えれば、将来の子孫の数も、ご先祖様の場合と同じように、まさしく、無限と言って良いのです。つまり、有限に凝集した自分は、いずれ、無数の子孫無限に拡散していく存在なのです。もまた同じです。

 

精子無限に拡散し、卵子有限に凝集する

 

 無数の精子卵子に向かって無限に拡散し、迎える卵子は一個有限に凝集します。無数の無数精子無限に拡散し、一個の一個の卵子有限に凝集するのです。

 

有限に凝集受精卵となり、受精卵無限に拡散となり、これを繰り返す。

 

 人霊のエネルギー有限に凝集し受精卵を生み、無限に拡散し人となるのです。そして、これを繰り返す永遠の存在なのです。

 

あとがき 

 

 無限の世界のエネルギーであると有限の世界の物質が、融合、一体化し、無限の拡散有限の凝集繰り返すことによって、の<命><誕生>し、<終焉>を迎え<継承>されていくのです。

 

 肉体は<終焉>迎えても、卵子受胎霊により新たな<命><誕生><継承>されていきます。

 

 無限に拡散した無数のご先祖様から有限に凝集したのが自分であり、その自分がやがて、無数の子孫に無限に拡散し、これを繰り返すのです。

 

 <無限に拡散することにより混沌が生まれ、それが有限に凝集して秩序となります。<人><命><誕生>し、人生を全うし、やがて<終焉>を迎える、それが秩序なのです。

 

 そして、無限に拡散 混沌に、戻っていきます。混沌の状態からのみ正解が導かれるのです。これを永遠に繰り返すことによって<命><継承>されていくのです。これが易の基本思想であり、自然の摂理なのです。

 

 人為とは全く無縁な、この繰り返しが、いつまでも続くことを祈らざるを得ません。 

<過敏性腸症候群>でお困りのあなたに、本当の原因とメカニズムを解説します。

はじめに 

 何らかのストレスがかかった時に、<下痢をするのではないか>という不安と恐怖に襲われにわかに腹痛と下痢を起こしてしまう病気です。同じようなストレスがかかった時に<また、下痢するのではないか>という不安と恐怖に襲われ、また、腹痛と下痢を起こしてしまいます。困ったことに、これを繰り返すようになってしまうのです。

 

 以前は<過敏性大腸炎と言われていた病気です。しかし、最近は、小腸を含めた腸全体に機能異常があることが分かってきた、ということで、過敏性腸症候群と呼ばれるようになりました。 

 

 簡単にトイレに行けないような状況(通勤電車の中や会議中など)の時に起こりますから、仕事に、生活に、大きな支障が出てきます。しかし、どういう訳か下痢をしてしまえば、不思議に、とりあえず、治まってしまうのです。 ストレスがかからない時に腹痛と下痢が起こると言うことは無いのです。

 

 <過敏性腸症候群若い人 (20~40代) に多く、日本人の15~20%に、この症状が見られるとされています。腹痛、下痢を起こすだけでなく、ガスが多かったり、下痢と便秘を繰り返したりする場合もあります。

 

 西洋医学では、病気の憎悪因子としてストレス、不規則な生活、睡眠不足、疲労の蓄積、などを挙げていますが、原因は不明とされています。

 

 治療としては、消化器内科や心療内科症状抑え薬物治療を行いながら、ライフスタイルや生活環境の改善をはかる、と言う方法が主流になっているようです。

 

 過敏性腸症候群には下記のような、いくつかの何故があります。

 

何故? ストレスがかかると不安や恐怖に襲われるのか。

・何故?  不安や恐怖に襲われると<下痢をするのではないか>という気持ちになるの

・何故?  下痢をしてしまえば、とりあえず、下痢は治まってしまうのか。

・何故?  下痢をしてしまえば、とりあえず、不安や恐怖は消えてしまうのか。

何故?  同じようなストレスがかかるとまた不安や恐怖に襲われ、下痢を繰り返すのか。

何故? 寝ている時は下痢しないのか。

・何故?  ガスが多かったりするのか。

・何故?  下痢と便秘を繰り返す場合があるのか。

何故?  若い人(20~40代)に多いのか

 

 これらの、何故?が分かると過敏性腸症候群がどのような病気なのか理解することが出来ます。 

 

  易の五行論と鍼灸医学を融合させた【私の鍼灸医学】過敏性腸症候群の発生メカニズムを解説します。本当の原因、予防法、食事法が分かってきます。

 

論とは 

 

 陰とは易の基本思想の一つで、人間の生理、病理を理解する上で大変有用です。全ての物に正反対の性質を持ったが有ります。は互いに引き合い調和しようとします。

 一方、は互いに反発しあい調和しようとしません。磁石のS極とǸ極をイメージすると分かり易いです。同じ極は反発しあい、異なる極は引き合うのと一緒です。

 

五行論とは(ごく簡単な解説に留めます)

 

  易の基本思想ので、全ての物が<木、火、土、金、水>の五つの要素 により成り立ち、それぞれの要素が互いに相生、相克という影響を与えるとする考えです。  

 

・相手の要素を補い強める影響を与えるものを相生と言い、 木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木をずるとします.

 

・ 相手の要素を抑え弱める影響を与えるものを相克と言い木は土に勝ち、火は金に勝ち、土は水に勝ち、金は木に勝ち、水は火に勝つとします。

 

五臓、五腑が下記の如く五行に配当されます。   

  

肝,胆は     木 

心、小腸は    火 

膵(すい)、胃は 土 

肺、大腸は    金 

腎、膀胱は    水

     

  以下、【私の鍼灸医学】で腎臓、心臓、小腸、大腸の基本的生理、病理を解説します。 

  

腎臓は精を、心臓は神を貯蔵する。 

  

 鍼灸医学では、 五臓(肝、心、膵、肺、腎) 月(にくづき)に蔵と書くように、臓の中に大切な何かを貯蔵しているとします。

 

腎は<精>を蔵すといいます。腎臓は<精>を貯蔵しているとするのです。 

 

心は<神>を蔵すといいます。心臓は<神>を貯蔵しているとするのです。 

 

 つまり、<精神>という言葉は、腎臓と心臓が、その中に貯蔵している、<精><神を組み合わせて出来た言葉なのです。

 

 

腎精が精神、肉体、エネルギーのおおもと。

 

 両親から頂いた先天の腎精と、飲食物と大気から作り出される後天の腎精の二つが合わさり、腎精を形成し、精神、肉体、エネルギーのおおもとになります。

 

腎精からが生まれる

  

それぞれの働きを下記します。

 

 

 精神、肉体>を安定、沈静化するエネルギーです。副交感神経を活性化します。が不足すると精神、肉体が不安定になり、沈静化しなくなります。躁病やパニック障害が典型的な病気です。

 

 

精神、肉体>を活性化するエネルギーです。交感神経を活性化します。が不足すると精神、肉体が不活発になります。うつ病が典型的な病気です。 

 

 ◆神>は腎精より生み出され、人の精神、肉体、エネルギーを統括(コントロール)する。

 

 心臓に貯蔵するは腎精より生み出されます。そして精神、肉体、エネルギーを以下のように統括(コントロール)します。

 

 ・は脳を通じて精神、肉体、エネルギーを統括(コントロール)する。

 

が不足すると、精神、肉体、エネルギーをコントロール出来なくなります。

極端に不足すると、精神、肉体、エネルギーがコントロール不能となり、人として機能しなくなってしまいます。

 

 ◆腎精から心、心が生み出される。

 

それぞれの働きを下記します。

 

・心は、心臓を安定、沈静化するエネルギーです。副交感神経を活性化します。

 

は、心臓を活性化するエネルギーです。交感神経を活性化します。

 

が十分あればのバランスが取れ、心臓はを十分を貯蔵できる。

 

 神が十分貯蔵出来ていれば。精神、肉体、エネルギーは良くコントロールされ健康な状態を保てます。

 

以下に、 過敏性腸症候群>発症のメカニズムを解説します。

 

下痢体を守る為にある。

 

下痢は胃腸の中にある有害な物排出して、を守る為に有ります。

 

下痢には性の下痢性の下痢二種類が有る。

 

細菌性の下痢を除き、下痢には以下の二種類が有ります。 

 

性の下痢 

 

 冷たい飲食物を摂り過ぎたり、お腹を冷やした時にする下痢です。

 

・陽性の下痢 

 

 何らかの原因で胃腸の中に発生した、過剰な熱を排出する為の下痢です。過敏性腸症候群の下痢がこれに相当します。

 

◆腎臓、心臓が弱っている人に、ストレスがかかると陰、が減少し、神が減少する。

 

 人は、、心でストレスに耐えるのです。従って、ストレスがかかると、心を消耗します。

 

 腎、心が減少するとが過剰になりのバランスが崩れ、心臓が過熱します。その結果、神が減少し精神、肉体、エネルギーを良くコントロール出来なくなります。減少すると、不安と恐怖に襲われます。

 

 ◆減少した<神>を元に戻すために、過剰な心を経絡を通じて小腸に逃がす。

 

 心臓と小腸は経絡でつながっています。心臓を守る為、過剰なを経絡を通じて小腸に逃がし、心のバランスを取ろうとするのです。  のバランスを取って、減少したを増やし、元に戻そうとするのです。

 

小腸に蓄積した過剰な心を下痢することによって体外に排出しようとする。しかし

 

 小腸に蓄積した過剰なを下痢として排出しようとしても、大腸に便があるので、簡単に体外に排出する事が出来ません。そこで先に、大腸に下痢を起こさせるのです。

 

 ◆小腸は五行論の相克の関係を利用 (火は金に勝つ)し、先に、大腸に下痢を起こさせ

る。

 

 小腸は大腸に勝つのです。 従って、過剰な小腸の熱で大腸を克して、先に、大腸に下痢をさせるのです。

 

先に大腸が下痢してくれると、 小腸の過剰な熱は、下痢として容易排出できる。

 

 大腸に問題があって大腸の下痢が起こるのでは無いのです。小腸が容易に下痢できるよう、大腸は小腸に尅されて、大腸の下痢が先に起こるのです。

 

 過敏性腸症候群何故?について、以下、解説しまます。

 

・何故? ストレスがかかると不安恐怖に襲われるのか。

 

 腎臓の働きと、不安、恐怖、驚き、は密接な関係が有ります。生まれつき腎臓の弱い人は不安恐怖に襲われ易いのです。

 

人は、、心でストレスに耐えるのです。従って、ストレスがかかると、心を消耗するのです。、心が減少して、不安恐怖に襲われるのです。

 

何故?  不安や恐怖に襲われると<下痢をするのではないか>という気持ちになるの

 

 腎陰、が減少すると、が過剰となり、が減少します。すると精神、肉体、エネルギーをコントロール出来なくなります。

 

 下痢をすることにより、心臓と小腸の過剰な熱を発散し、減少したを増やし、元に戻そうとするのです。

 

 精神、肉体、エネルギーコントロール出来るようにする為には、とりあえず下痢する以外に上手方法が無いのです。従って、<下痢をするのではないか>という気持が起こってくるのです。

 

・何故?  下痢をしてしまえば、とりあえず、下痢治まってしまうのか。

 

 心臓と小腸の過剰な熱を発散出来、減少したが元に戻れば、とりあえず、精神、肉体>エネルギーをコントロール出来るようになるからです。

 

何故?  下痢をしてしまえば、とりあえず、不安恐怖消えてしまうのか。

 

 過剰な熱を発散できれば、減少したは増加し、元に戻ります。すると不安恐怖は、とりあえず、消えてしまうのです。

 

 何故?  同じようなストレスがかかると、又、不安や恐怖に襲われ、下痢を繰り返すのか。

 

過敏性腸症候群の人は、腎臓、心臓の弱りが、生まれつきあるのです。従って、が、いつも、ある程度不足した状態でいるからです。

 

何故? 寝ている時は下痢しないのか。

 

 寝ている時、は増加し、は減少しています。従って、心臓、小腸に過剰な熱発生しないからです。

 

何故?  ガスが多かったりするのか。

 

 膵臓が弱ると消化液が不足し、不完全発酵するのでガスが多くなります。すい臓の弱りが原因になる下痢もありますが、過敏性腸症候群とは直接の関係は有りません。

 

何故?  下痢便秘繰り返す場合があるのか。

 

 小腸に熱があれば、胃と大腸にも熱があります。大腸に熱があると便秘します。従って、下痢していないときは、便秘がちになるのです。

 

何故?  若い人(20~40代)に多いのか

 

若い人はが盛んです。、心が十分あるだけに心臓、小腸に過剰な熱が発生し易いのです。

 

あとがき 

  易の五行論と鍼灸医学を融合させた【私の鍼灸医学】によれば以上のように<過敏性腸症候群>を良く理解する事が出来ます。原因は腎臓と心臓の弱りであって、腸が原因では無いのです。

 

 <過敏性腸症候群は生まれつき腎臓、心臓の弱い人がかかり易い病気です。ストレス腎臓、心臓に負担を掛けますストレスにより陰、が減少し、過剰な熱が発生すると、精神、肉体、エネルギーコントロール出来なくなってしまうのです。

 

 減少した、心を増やし、元に戻せば、精神、肉体、エネルギーコントロール出来るようになります。その為、心臓の 過剰な熱を、経絡を通じて小腸に移し、下痢で体外排出しようとするのです。

 

 小腸下痢する為には、大腸内便邪魔になります。従って、容易に下痢できるよう小腸は大腸を尅して(五行論の火克金)、先に、大腸に下痢をさせるのです。

 

 小腸、大腸に起こる下痢は過敏性腸症候群の原因ではありません。腎臓心臓の弱った結果、発生した症状なのです。

 

 とりあえず小腸大腸下痢をして命を守ろうとしているのです。 痛くてつらいですが、命を守る為には、止むを得ないのです。

 

 西洋医学は、原因が、目に見えないエネルギーの世界にあると言うことに、一向に気が付きません。どういう訳か、目に見える物質の世界にしか目がいかないのです。原因らしきものが見つからなければ<原因不明>としてしまい、 それで終いです。

 

 西洋医学<悲しいまで幼児善性>がここにもあるのです。残念かつ不幸なことです。 

 

  過敏性腸症候群は腸の病気ではなく内臓、特に腎臓と心臓病気であることを理解する必要があります。従って、 西洋医学薬物治療では根本的に良くならないことを良く認識しなければなりません。

 

 腎臓、心臓の働きを良くする為、仕事も含め、日常生活を見直し、改善する必要があります。

 

 ストレス、過労、睡眠不足に注意し、適度な運動をするように心がけるのも良いことです。

 

 腸に直接的に影響するだけに、飲食の注意特に大事です。それらを下記します。

 

・辛い味の食品を控える(胃腸の粘膜過熱し、下痢がひどくなります) 

・熱い物を控える(胃腸の粘膜過熱し、下痢がひどくなります)

・肉類を摂り過ぎない

・脂肪を摂り過ぎない

洋菓子、スナック菓子、菓子パン、チーズ、マヨネーズ、ピーナッツ、かりんとう、おかき、など

・タンパク質(肉類、豆類)を摂り過ぎない

・体質、季節に合った野菜を十分摂取する

食物繊維を含む食品を十分摂取する

・アルコールは控えめに

・過食しない

・間食は出来るだけ控える。

・良く噛む  

  

精神と腎臓、心臓の関係については、下記ブログを参照して頂くと、より分かり易いです。

 

shinkyu-igaku.hatenablog.com

 

高熱が出て、痛くてつらい<急性扁桃(腺)炎>本当の原因を解説します。

はじめに

 

 喉は、体の入り口と言っても良い所です。扁桃とは、喉の奥の両側にある免疫器官です。

 

 急性扁桃炎とは、喉の奥の両側にある扁桃が赤く腫れて、強い痛みや高熱に悩まさる感染症です。 常在 (体の中に常時生息して、普段は大人しくしているいる)菌が、どいう訳か扁の部分で繁殖してしまうのです。

 

子供や青年がかかり易い病気で、繰り返し易く、慢性化する場合もあります。しかし、高齢者がかかることは、ほとんどありません。

 

<急性扁桃炎>には以下のような、いくつかの何故?があります。

 

・何故?  扁桃だけが腫れるのか

・何故?  高熱(38~40度)が出るのか。

・何故? 大変痛いのか

・何故? 子供や青年に多く、高齢者にほとんど無いのか。

何故?  常在菌(体の中に普段から生息している菌)が繁殖してしまうのか。

・何故?  扁桃に白い塊(膿栓)が出てくるのか。

・何故?  抗生剤を服用すれば数日で治ってしまうのか。

・何故?  繰り返し発症するのか。 

・何故?  急性糸球体腎炎(むくみ、血尿、タンパク尿)、リウマチ熱(発熱、関節

痛)などの合併症を起こすことがあるのか。 

 

 これらの、何故?が分かると<急性扁桃炎>がどのような病気なのか、理解する事が出来ます。

 

 易の論と鍼灸医学を融合させた【私の鍼灸医学】<急性扁桃炎>の発生メカニズムを解説します。<急性扁桃炎>の本当の原因、予防法、食事法が分かってきます。

 

論とは 

 

 陰とは易の基本思想の一つで、人間の生理、病理を理解する上で大変有用です。全ての物に正反対の性質を持ったが有ります。は互いに引き合い調和しようとします。

一方、は互いに反発しあい調和しようとしません。磁石のS極とǸ極をイメージすると分かり易いです。同じ極は反発しあい、異なる極は引き合うのと一緒です。

 

以下、【私の鍼灸医学】で腎臓と他の内臓の基本的な生理、病理について解説します。

 

 ◆腎臓が貯蔵している腎精が、人が生きるエネルギーのおおもと。

 

 五臓は中に何かを貯蔵しているので臓と言います。腎臓はを貯蔵しています。それを腎精と呼びます。人が生きるエネルギーのおおもとになります。

 

腎精から二つのエネルギーが生まれる。 

 

 ・は、熱を冷ます、温度を下げる、涼しくする、鎮める、取り込む、菌を貪食する

(食べる)、などの働きあります。

 

 ・腎は、加熱する、温度を上げる、活発にする、などの働きがあります。

 

内臓は熱 (活動熱)を生産しながら働く。

 

 内臓は、自ら熱を生産し、活動しやすい温度 (適温)を維持しながら、働いています。

 

弱った内臓が無理に働くと過剰な活動熱発生し内臓が過熱する。

 

 弱った内臓無理に働くと、適温を超えた温度で働くことになるので、過剰な活動熱が発生し内臓が過熱します。

 

過剰な活動熱は内臓から放出され、上向し、体の上部のどこかに過熱した所が出来る。

 内臓を守る為、過剰な活動熱を放出するのです。

 

過熱した所冷ますのはの働き。

 

 過熱した所は、うっ血し、血液循環が悪化し弱ってきます。過熱した所を冷まし、涼しくしするのはの働きです。血液循環を良くし、弱った所をもとに戻そうとするのです。

 

 以下、【私の鍼灸医学】で肝臓と腎臓の基本的な生理、病理について解説します。

 

腎精から、二つの エネルギーが生まれる。

 

、肝臓の、熱を冷ます、温度を下げる、涼しくする、鎮める、取り込む、

貪食する(食べる)、などの働きあります。

 

は、肝臓を、加熱する、温度を上げる、活発にする、などの働きがあります。

 

◆細菌を 貪食する(食べる)のはと、の働き。

 

 腎の働きが、いわゆる免疫力になるのです。

 

以下、【私の鍼灸医学】腎臓、肝臓扁桃の基本的な、生理、病理について解説します。

 

◆腎臓と扁桃経絡でつながっている。

 

腎臓の経絡は上向して舌の根元をはさみ、両側の扁桃につながっています。

 

扁桃大人になるまでの期間限定で設けた、免疫器官 。

 

 子供の腎臓、肝臓では、まだ免疫力が十分発揮出来ません。その為、体の入り口である口の中に、扁桃と言う免疫器官を期間限定で設けて、大人になるまでの間、外敵から身を守る役割を担わせるのです。

 

 ◆腎蔵、肝蔵が元気であれば、扁桃に侵入した菌は、楽に貪食出来る。

 

 腎臓、肝臓が元気であれば、、肝が十分あるので、楽に貪食出来ます。従って<急性扁桃炎>になる事はありません。

 

◆腎臓、肝臓が弱ると、陰、が減少してしまい、貪食出来なくなり、仕方無炎症を起こし、免疫力を上げ貪食する。 

 

 菌が身体の中に侵入しないよう、仕方なく炎症を起こし、免疫力を上げて貪食しようとするのです。これが<急性扁桃炎>です。

 

 以下、<急性扁桃炎>何故?について解説します。

 

 ・何故?  扁桃だけが腫れるのか

 

 腎の働きが、いわゆる免疫力になりす。扁桃と腎臓は経絡でつながっています。腎臓の出先の免疫器官として、扁桃働いてもらうのです。

 

 豊臣家と徳川家の間で戦われた大阪冬の陣に例えると分かり易いです。 大阪城腎臓>に、出城である真田丸扁桃に相当するのです。徳川勢の攻撃を真田丸と言う出城で迎え撃ち、大阪城を守ろうと言う訳です。

 

何故?  高熱(38~40度)が出るのか。

 

 免疫力(貪食能力)を上げる為に、高温にする必要があるのです。腎臓、肝臓の弱い子供ほど、高熱が出てしまうのです。 

 

 ・何故? 大変痛いのか

 

 炎症の痛みです。温度が高い程、痛みは強くなります。熱が高ければ高いほど、大変痛い思いをします。

 

何故? 子供や青年に多く、高齢者にほとんどないのか。

 

 大人の腎臓、肝臓になれば、体全体の免疫機構が整備されますから、免疫器官としての扁桃の役割は終了するのです。

 

何故?  常在菌(体の中に普段から生息している菌)が繁殖してしまうのか。

 

 腎臓、肝臓が弱いと、肝が減少し、常在菌を貪食出来なくなるからです。

 

・何故?  扁桃腺に白い塊(膿栓)が出てくるのか。

 

 貪食された常在菌をまとめたのが、白い塊となって出てくるのです。

 

何故?  抗生剤を服用すれば数日で治ってしまうのか。

 

抗生剤で常在菌が死んでしまえば、炎症を起こす必要はもう無いからです。

 

・何故?  繰り返し発症するのか。 

 

 抗生剤で常在菌が死んでしまっても、腎臓、肝臓が丈夫になった訳ではありません

従って、また繰り返すのです。

 

・何故?  急性糸球体腎炎(むくみ、血尿、タンパク尿)やリウマチ熱(発熱、関節

痛)などの合併症を起こすことがあるのか。 

 

 鍼灸医学では急性糸球体腎炎とリウマチ熱の原因は腎臓とします。腎臓が大変弱っていると、これらの合併症を起こし易いのです。

 

 あとがき 

 

 <急性扁桃炎>は、生まれつき腎臓、肝臓の弱い子供が起こし易い病気です。日常生活の中に、腎臓、肝臓に負担のかかる事があり、それが積もった時に発症します。繰り返し発症する子供は何とか体質改善をする必要が有ります。

 

 無理の無い、規則正しい生活をすることが大事です。 飲食の注意は特に大事です。 それらを下記します。

 

・肉類を摂り過ぎない

・脂肪を摂り過ぎない

洋菓子、スナック菓子、菓子パン、チーズ、マヨネーズ、ピーナッツ、かりんとう、おかき、など

・タンパク質(肉類、豆類)を摂り過ぎない

・体質、季節に合った野菜を十分摂取する

食物繊維を含む食品を十分摂取する

・五味(酸、苦、甘、辛、鹹)を摂り過ぎない

・過食しない

・間食は出来るだけ控える。

・良く噛む