帯状疱疹 原因 予防法 食事法
はじめに
帯状疱疹は潜伏感染している水痘帯状疱疹ウイルスの活性化が原因とされています。しかし、ウイルスそのものに原因があると言うより、ウイルスを活生化させてしまった肺と肝臓の弱りに原因があります。特に肝臓に問題が有ります。
易と鍼灸医学を融合させた【私の鍼灸医学】で帯状疱疹の原因、予防法、食事法について解説します。
◆帯状疱疹には特有の症状が有ります。
それらが帯状疱疹の原因を特定する手掛かりになります。
それらの症状を下記します。
・皮膚に起こる
・小さな赤い発疹が出来る
・小さな水膨れが沢山できる
・腹部、腰部、背部、胸部、首、顔面、頭部にでき、臀部と足にはほとんどできない。
・赤い発疹が神経分布に沿って帯状に広がる。
・体の左右どちらか片側だけに出来る。
・チクチク、と刺すように強く痛む
・衣類と触れるようなわずかな刺激にもピリピリと痛みを感じる場合もある。
・過労、ストレス、病気、手術、免疫抑制剤の使用、高齢化などがきっかけで起こる
症状から原因となる内臓を特定
◆皮膚に起こる。
肺は皮膚を守っています。肺が弱っています。
◆赤い発疹、
赤くなるのは熱症状です。肝臓が弱って過熱しているのです。
◆水膨れ
熱症状です。水をためて冷やそうとしています。肝臓が弱って過熱しているのです。
◆腹部、腰部、背部、首、顔面、頭部にでき、臀部と足にはほとんど出来ない。
肝臓が弱って過熱しています。熱は上昇します、下降しません。
◆神経分布に沿って帯状に
神経は肝臓が養っています。肝臓が弱っているのです。
◆左右どちらか片側に
肝臓がよわってます。肝臓は体の側面を支配しています。
肝臓の症状は身体の片側の側面に出る傾向があります。
◆チクチクと刺すように、わずかな刺激でもピリピリ痛む
ウイルスを殺すのは肝臓の力です。神経をウイルスが刺激するときの痛みすで。肝臓が弱っています。
以上から帯状疱疹は、肺と肝臓の弱りが原因であることが分かります。
特に肝臓の弱りが大きな影響を及ぼしていることが分かります。
肺と肝臓の働きを簡単に下記します。
◆肺は皮膚と皮膚直下の毛細血管を守る
肺は皮膚直下の毛細血管を健全に保ち、血液循環を良くし、皮膚を守ります。
◆肺と肝臓が協力して血液を上下にかき混ぜる
肺は陰の性質を持っています。血液に酸素を取り込み、人体の下部に陰の力で下降 させます。
肝臓は陽の性質をもっています。肝臓で合成した化学物質を血液に入れ 人体の上部に陽の力で上昇させるのです。
つまり、肺で酸素を、肝臓で化学物質を血液に入れ活性化し、陰と陽の力で上下にかき混ぜているのです。
◆肝臓の力で細菌やウイルスから体を守る。
肝臓は外敵から体を守る働きをしています。
帯状疱疹の発生メカニズムは以下の如くです。
◆肺が弱ると皮膚直下の毛細血管の血液循環が低下する。
◆肝臓が無理すると血液が過熱する
肝臓は活動熱を出しています。無理すると活動熱が過大になり、肝臓の血液が過熱します。
◆肝臓を守るため、熱を持った血液は皮膚直下に集まり、うっ血し、皮膚が赤くなる。
体外に熱を発散しようとして皮膚直下に集まってくるのです。
◆より多くの熱を発散するため、赤い発疹や水膨れができる
◆血液性能の低下と毛細血管の循環不良で知覚神経が劣化する
◆熱を持った血液がうっ血し、ウイルスが活性化
◆活性化したウイルスが神経を刺激し痛みが発生
まとめ
帯状疱疹の原因は肺と肝臓の弱りにある事が分かります。
発生メカニズムは以下の様になります
・肺が弱り皮膚直下の毛細血管が弱り血液循環が悪化する
・肝臓が弱り過熱した血液が皮膚直下に集まり、皮膚が過熱うっ血する
・過熱うっ血した部分の知覚神経が劣化する。
・ウイルスが活性化し、劣化した神経を刺激し痛みとなる
帯状疱疹の予防と食事法
多くの場合 、脂肪の過剰摂取, 過労, ストレスが帯状疱疹発症のきっかけになります。
肺と肝臓の働きを良くする日常生活上の注意を下記します。
◆肺の働きを良くするには
・適度に運動や、歌を歌ったりたりすることにより肺の働きを活性化する
・辛い味の食物の過剰摂取に注意する。
辛い味の食品を下記します。辛い味は肺が欲しがる味です、摂り過ぎると肺を弱めます。
唐辛子、からし、胡椒、山椒、根ショウガ など、
◆肝臓の働きを良くするには
・脂肪の過剰摂取に注意、
脂肪の多い食品を下記します
肉類、揚げ物、イタリア料理、チーズ、マヨネーズ、ドレッシグ、油揚げ、がんもき、さつま揚げ、ナッツ類、洋菓子、スナック菓子、菓子パン、など
・酢の物を適宜摂る
肝臓が好む味です。適度に摂取すれば肝臓の働きを良くします。
・過労、ストレス、アルコールの過剰摂取に注意
肝臓の働きを悪くします。