水虫は肝臓ですよ 水虫の原因、予防法、食事法
はじめに
日本人の五人に一人が水虫患者と言われています、近年では若い女性患者が急激に増加する傾向にあり、まさに国民病と言っても良い状態です。
カビの一種の白癬菌が原因ということになっていますが、本当の原因は、肝臓が弱って菌に対する抵抗力が落ちてしまっているからなのです。
易と鍼灸医学を融合させた【私の鍼灸医学】で水虫の原因、予防法、食事法について解説します。
一般に言われている水虫の原因
足の指の股の部分が水虫の好発部位です。汚れやすく温度や湿度が高いので白癬菌が繁殖し易い場所になっているからだ、と言うことになっています。
水虫には二つの不思議な特徴があります。
◆小学生以下の子供に水虫はいない
赤ちゃんを含め小学生以下の子供に水虫はいません。
以前は中学生にも水虫はいませんでした。しかし、
最近は中学生も水虫に罹るようになってしまいました。
親が水虫に罹っていいれば、お風呂の足ふきマットは白癬菌だらけになります。当然、子供の足には白癬菌が付着します。しかし、子供に水虫は発症しません。
このことから白癬菌の感染力はそれほど強くないということが分かります。抵抗力のまだ十分ある子供のうちは、菌が付着しても発症しないのです。
◆再発を繰り返す
塗り薬、飲み薬を使って治ったと思っても、しばらくすると再発する事がよくあります。
皮膚病とは
全ての皮膚病は肝臓の弱りと密接な関係が有ります。
大別すると皮膚病は以下の二種類に分けられます。
◆解毒できない体内の毒素を皮膚から出す皮膚病。
肝臓が体内の毒素を分解できず、止む終えず皮膚から出そうとする皮膚病です。
湿疹、皮膚炎、 じんましん、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、にきび、皮膚そう痒症、など
◆殺菌能力が低下して菌やウイルスが繁殖してしまう皮膚病
肝臓の殺菌能力が低下する為に起こる皮膚病です。
水虫、帯状疱疹、乾癬、など
肝臓には下記のような働きがあります。
◆有害物質の解毒
アルコール、アンモニア、化学薬品、老廃物などの有害物質を解毒し、尿や胆汁の中に排泄しています。
◆細菌、ウイルス、アレルゲンなどの無害化
細菌、ウイルス、アレルゲンなどを肝細胞の中に取り込み殺菌、消化してしまいます。
水虫の本当の原因
白癬菌を殺すのは肝臓です。白癬菌は感染力の強い菌ではありません。肝臓が健全であれば白癬菌を殺せるのです。子供はまだ、肝臓が健全です。従って、菌が付着しても水虫に罹らないのです。
年齢と共に肝臓の働きが低下して来ます。白癬菌を殺せなくなってくるのです。たしかに、白癬菌がいなければ水虫にかかる人はいないでしょう。しかし、白癬菌が原因なのではなく、白癬菌を殺せなくなった肝臓の弱りが本当の原因なのです。
薬で白癬菌を殺しても肝臓の働きが良くなる訳ではありません。だから、再発を繰り返すのです。爪水虫を治そうと長期に渡って抗生物質を飲んだりすると、かえって肝臓を悪くし、再発し易くなったりします。帯状疱疹を発症したりすることもありますから注意しなければなりません。
予防法と食事法
水虫の予防と再発防止には肝臓の働きを良くする必要が有ります。
肝臓の働きを良くする為に注意すると良いことを下記します。
食事法については下記ブログを参照して頂くとより分かり易いです。
・肉類の過剰摂取に気をつける
・便秘しないよう食物繊維を含んだ野菜類を十分摂るようにする。
・脂肪を含んだ食品、アルコール、糖質の過剰摂取に気をつける。
・食品添加物の少ない食品を摂るようにする。
・病院で処方される薬で、飲まないで済むような薬は、なるべく飲まないようにする
・過労、ストレスを少なくする。
まとめ
◆水虫の白癬菌を殺すのは肝臓の力
◆水虫の本当の原因は白癬菌ではなく肝臓の弱り。
◆水虫の予防と再発防止には肝臓の働きを良くすることが大事