プロの私の鍼灸医学

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毎日の生活に役立つ鍼灸医学の紹介

眉間のしわは脳の冷却装置 運勢と 原因 予防法 改善法

はじめに

眉間に しわ が有ると良く目立ちます。顔の中央部だけに尚更です。人相学では凶相に属します。陰気な感じになり、何か悩みや不安が有るのではないか、恐怖や怒りが有るのでないかなど、色々思われてしまいます。得する事は何もありません。勢も下りそです。運勢が下りそうな人の処には、人まり寄ってきませんすると、益々運勢が下っていってしまうのです。 

 

現実は理想どうりにはいかないものです。誰もが、現実と理想の食い違いに、大なり小なり、心配し、悩み、苦しみ、怒ります。この時、眉間の奥にある脳の前頭葉が活発に働くのです。心配、悩み、苦しみ、怒りが大きければ大きい程前、前頭葉に大きな負担がかかり、過熱、うっ血し、その働きが低下します。

 

過熱した前頭葉の温度を下げ、うっ血を取り除き、働きを良くする為、眉間に しわ を作って表面積を広くし、放熱しようとするのです。つまり、間の しわ は過熱した前頭葉の冷却装置言うことなのです。

 

易の論を用いて 眉間の しわ について解説します。運勢と原因、予防法、改善法分かってきます

 

前頭葉とは

 

前頭部に位置する大脳の部分を前頭葉と呼びます。大脳全体から得た情報をもとに、物事に意欲的に取り組んで実践していくというがあります。

 

そのプロセスは次の五つに分けられます。

 

1 自分の周りの状況を認識する。

2 はかりごと(謀)を巡らす。

3 計画を立てる

4 計画を実行する。

5 結果を評価し、自分の周りの状況を再確認する。

 

1~5を毎日繰り返すのが人生と言っても良いでしょう。従って前頭葉の働きの良し悪しが、正に、人生の幸、不幸に大きな影響を及ぼしていると言えるのです。

 

人相学では印堂(眉間)の しわ は凶相

 

人相学では眉間の部分を印堂と言います。印堂から上の額の部分は目上の人を現し、鼻は自分自身を現します。つまり印堂は自分と目上の人をつなぐ通路になっているのです。

 

印堂と眉間の しわ について人相学ではどの様に言っているのか、以下に簡単に紹介します。

 

・印堂が狭いと心がイラつきやすく、根気が続かない。

・印堂が狭いと涙もろい。

・印堂が狭いと貴人や目上の人との交わりが少ない

・印堂にほくろや傷があると家の後を継がない。

・印堂にしわがあると、家が良く収まらない。

・印堂にしわがあると物事を始めても上手くいかず、苦労が絶えない。

・印堂にしわがあると貴人や目上の人と上手くいかない。

・印堂にしわがあると心の中に将来に対する不安や恐怖がある。

 

以下、易の論と鍼灸医学を融合させた【私の鍼灸医学】で解説を進めす。

 

 論とは 

 

 陰とは易の基本思想の一つで、人間の生理、病理を理解する上で大変有用です。

全ての物に正反対の性質を持ったが有ります。

は互いに引き合い調和しようとします。一方、

陰と陰陽と陽は互いに反発しあい調和しようとしません。

磁石のS極とǸ極をイメージすると分かり易いです。

同じ極は反発しあい、異なる極は引き合うのと一緒です。

  

自分の周りの状況を認識するのは腎臓の陰気

 

生きるということの始まりは、まず、自分の周りを認識する事から始まります。周りを認識するエネルギーは陰気です。人間は腎臓の陰気で周りを認識します。

 

不安、悩み、恐怖を克服する力は腎臓の陰気

 

腎臓が弱って陰気が少なくなると将来に対する不安、悩み、恐怖が増大していきます。

 

肝臓が弱って肝臓の陰気が少なくなると怒りっぽくなる

 

肝臓の陽気怒りのエニルギーになります。肝臓が弱って肝臓の陰気が少なくなると肝臓の陽気が抑えられなくなり怒りっぽくなります。

 

はかりごと巡らし、計画を立てるのは肝臓の陰気

 

肝臓の陰気で、行動の選択肢を幾つか挙げ、計画を立てます。     

    

計画を実行するのは胆嚢の陽気

 

肝臓の陰気で立てた計画を、胆嚢の陽気で決断、実行します。

 

腎臓と肝臓の活動熱は印堂 (眉間) を通って前頭葉に入り込む

 

腎臓と肝臓の活動熱は印堂を通って前頭葉に入り込むように体は出来ています。将来に対する不安、悩み、恐怖と闘いながら、意欲的に物事に取り組むことによって臓、肝臓はフル活動する事になります。その結果、剰な活動熱が印堂を通って前頭葉に入り込みます。

 

前頭葉が過熱、うっ血し働きが低下する。 

 

過剰な活動熱前頭葉に入り込めば前頭葉過熱、うっ血し働きが低下します。

 

過剰な活動熱の陽気により印堂(眉間)が収縮し しわ が出来る

 

陽気収縮する働きがあります。従って、印堂が収縮し、しわが出来るのです。

 

 ◆印堂(眉間)に作った しわ から放熱して前頭葉の温度を下げる。

 

しわ を作ると表面積が広くなり放熱効率が良くなりますしわ から放熱して前頭葉温度を下げ、その働きを良くしようとするのです。

 

印堂(眉間)に しわ が出来るのは体が必要だと判断したから。   

 

前頭葉を守る為、印堂(眉間) に しわ を作るのです。しわ を必要とす体の方にそれなりの事情があるのです。物事に意欲的に取り組んで頑張っていく為に、身体が必要だと判断した結果 しわ が出来たのです。

 

印堂(眉間)に しわ が出来るのは腎臓、肝臓が弱っている証拠

 

腎臓、肝臓に余力が有れば過剰な活動熱は発生しません。その場合は印堂(眉間)に しわ を作る必要が無いのです。

 

日常生活に注意し腎臓、肝臓の働きを良くすることが印堂(眉間)の しわの予防と改善になります。それが運勢を良くする事にもつながるのです。

 

予防法、改善法を下記します。

 

腎臓、肝臓の働きを良くする食事法を下記します。

 

・肉類(牛、ぶた、鶏)、揚げ物類は少なく

・脂肪の含まれている食品(洋菓子、菓子パン、スナック菓子、マヨネーズ、チーズ、など)は少なく

・野菜を多く

・タンパク質(肉類、豆類)の過剰摂取に注意

・塩分を少なく

・野菜を十分に

・過食しない、間食もなるべく控える

    

災いを招かないよう、十分練って計画を立て実践する

 

理想と現実が違い過ぎるとそれが大きなストレスとなり、腎臓、肝臓に 負担を掛ける事になります。将来起こりそうな災いを早めに察知して必要 が有れば計画を修正することも大事です。 

 

夜間に良い睡眠をとる

 

人間は腎臓が出すエネルギーで生きています。夜間に充電すると充電効率が一番良いように出来ています。夜更かしや夜勤の仕事は腎臓の働きを低下させるのです。夜間に深い良い睡眠をとることが腎臓にとってはとても大事なことなのです。